毎日、エレベーターを使わずに階段で11階まで駆け上がってくる、こんなのがウチにおりますけれど、尊敬出来る三十代であります。
探偵の仕事では、体力と精神力が必要です。年をとってもこれが有れば現場で調査が出来るのです。
しかし、小生の場合、探偵調査の現場に携わっていたのは、二十代まで。
三十代の前半にもライトな現場であれば参加していましたけれど、やはり、少しずつ男性の相談を受けるようなことから夫婦関係の破綻などについての話しを聞く機会が増えはじめておりました。
夫婦関係の破綻を虫歯に喩えるのは、治るからであって治らないものは夫婦関係の破綻ではない、夫婦の離婚と言われるものである。
このカテゴリ『夫婦関係の破綻』では、次のタイトルの投稿を順に記してみました、どうぞ、数字の順に読んでください。
・1,夫婦関係の破綻
・2,夫婦関係の破綻と童話
・3,夫婦関係の破綻前兆
・4,夫婦関係の破綻と不安定な目的
・5,夫婦関係の破綻と虫歯治療
・6,夫婦関係の破綻と田七人参
・7,夫婦関係の破綻とレール
・8,夫婦関係の破綻から安定へ
奇しくも先日の21日と申しますと、小生の結婚記念日でありまして、相変わらずの・・・。
いえ多くは語りません。24年目の記念日であったわけですけれど、どうぞ気ままにご想像下され。
さて、前回記しておりますレールというのは、電車のレールの事でありまして、やはり通過駅や停車駅、目的駅や、ご自身が乗車される駅や降車される駅というのもあります。
勿論お乗りになる列車のスピードにも差がございましょう、各駅停車や急行、リニアモーターカーにはレールがありませんけれど、スピードの例えにはこれもよろしいでしょう。
抜歯のあとで「田七人参」を詰め込むお医者様である。
痛み止めなど西洋薬の使用がお好きでないわけだ。
さすがに抜歯の際には、患者が痛がるだろうと麻酔は仕方なくされる。
だけれど、大がかりな抜歯を行ったとしても、痛み止めが処方されることはない、自宅で痛んだ際に使用するのは、やはり田七人参である。
治療という言葉について考えますと、小生の場合「アラ」という言葉、アラチリョウをイメージいたしますけれど、実際の治療のために病院に行くハメとなりますと、お金や時間、状況によっては勇気や決断力も必要となりましょう。(ちなみに、×荒治療→○荒療治)
別れることを前提にした事は書いていない、夫婦関係の破綻を感じたら、夫婦関係も虫歯になるということを思い出すと良いと、そう思うのです。
そうすると、夫婦の離婚も間延びされる可能性が少しは増える。
むしろその様な時に、互いにゆとりがあるなら、夫婦間で虫歯になった原因を話し合うべきであり、更に出来れば目的を策定、と本当にゆとりがあるならチャレンジも良いが大抵は難しかろうな・・・。
前回の「ネコに食べられる」という表現について評判が悪かったので、修正しようとしたけれど、適当な表現が見つからない。今もあのままにしておりますから何か良いアイデアがあればお知らせ下さい。
さて、夫婦の共通目的とは一体なんだろうか。
まさか、定年後に世界一周旅行に行くなどという、大変なお幸せ絶頂感覚ならそれはそれでよろしいけれど、実は即答できるご夫婦なんてほぼいない様に思っている。
むしろ殆どの方は、夫婦関係の消化作業を行うため、夫婦のためと思える動機が発動させている。
それを証拠に殆どの夫婦で残るのは思い出だけである。
さて、結婚とは二人の人間が一つになることだ。
しかし二人の人間が一緒になったからといって何もかもが一つになる。
なにもかも同じ事を考えたり、同じ行動をとりはじめる、そういったワケではないと言い切れる。
結婚して、一つ屋根の下で暮らし始めたとしても、基からの異なった個性というものがお互いあるためである。
お互いに異なった個性をもともと持っていて、互いに成立している価値観が同じ屋根の下で暮らし始めるというわけです。
もしも、互いの個性を無視しまして、自分の価値観を相手にも実行するように求めるとする。
すると、無理が生じてきて虫歯が出来る。
つまりは、破綻に向かうわけだ。
時には夫婦の関係も虫歯になる。
これは、夫婦関係が悪くなっているような状態で、「夫婦げんか」から「夫婦関係の破綻」までを意味する。
夫婦のいざこざから離婚話までの範囲ならば虫歯ですよ、などと夫婦のいざこざを虫歯に例えるのはウチの中なら小生だけでクライアントにもそう説明する事が多い。
ご存じの通り虫歯というのは、放って置いても治らない。
歯医者で治療を受けない限り治らないものとされている。
そして、放置しておいても治らないという点で似ているのが夫婦関係だ。
虫歯は歯医者へ、夫婦関係の破綻なら小生の所属するオフィスへというわけだ。
行かなければ、虫歯も夫婦関係が改善されるような事はない。
『お仕事のこと』と一言で申しましても、「いろんな事をやってるんですね」と言われ続ける小生は、「色んな事が出来る自信があるだけです」と答えてみたいと常々おもっているのだけど、「貧乏暇なしで」などと照れからだろう「未だ木鶏に非ず」である。