隆兵そば
このブログで勝手に設けておりますところの蕎麦八カテゴリは別と致しまして、蕎麦専門店以外のお店も積極的にご紹介しようと、先日に主旨を変更したそばカテゴリですが、今回はそば+日本料理と言いますか懐石的なおもてなしのお店、隆兵そばさんのご紹介です。
さて、今回で三度目。今日も小生は予約なしに暖簾をくぐりました。時間が11時を過ぎたところである点、日曜でも一席くらいは余裕があるだろうという魂胆。暖簾越しにお聞きすると「単品なら」とのお返事。
車をお店から南にある駐車場14番の位置にとめて、お店に入らせていただいた。
カウンターの席にお通しいただき、冷たい蕎麦を頼む。
温かい出汁を味わいたかったので、温かいのはとお聞きすると、うちは「つなぎなしのお蕎麦で…」とのこと。
聞かなければ良かったと思いつつ、じゃあ蕎麦掻きをとお伝えした。
出されたお茶は、冷たいもの。
おしぼりもとても冷たくって、匂いもしないから気持ちよくつかわせていただいた。
そして、出されたのは冷たいお蕎麦だった。
「このお蕎麦は、つなぎ無しのお蕎麦ですから、のびやすくなっております。」
そう仰っていただいたので、汁も付けずに半分以上ノドを通してしまった。
本返しだと思う汁に付け始めると、醤油の香りが鼻にひろがって、それは蕎麦の香りを包み隠すほどであった。

そして、ソバ湯が出てきた。
美しい塗りの器に入れられたソバ湯、付け合わせのように出されたのは、紅葉生麩・小さな湯葉・蕎麦の芽。ソバ湯の中で一緒に楽しむ趣向らしい。そこで小生、早速に蕎麦の芽を頂いたら。何だかウチのプランター栽培のと同じ味がしていて面白かった。
さて、ソバ湯はお湯を少し白くして濁っている程度の色。
先ほど、あまりソバつゆを使用しなかったこともあって、このままソバ湯を入れても、汁が濃くって生麩や湯葉を味わえないなあ、そう思っていたら蕎麦掻きがきた。
普段は、蕎麦掻きを先に食べるようなクセが付いているのだけど、言い忘れたせいだろう冷たい蕎麦が先に来たから、後はソバ湯のように頭で思いこんでいたから少し驚いた。
驚いたついでに記せば、この店の蕎麦掻きは、随分と柔らかい仕上がりになっている。
箸でつまんでも、更にその大半が残るほどだから、今までに無かった柔らかさ。
生醤油と、塩どちらかを選択しつつ頂くのだけど、皿からはぎ取るのが忙しくて、最後までそれどころではなかった。だからソバ湯も頂かずに店を後にした。
このお店は、開店の当時に一回、一年ほど前に一回、そして今回で三度目です。
何分にも観光客の多いお店で、皆さん予約を取ってお越しになっているようだ。
桂離宮の近くだから、何かの観光雑誌であれば、お菓子の老舗中村軒と一緒に紹介されているのだろうと思う。
その中村軒の裏側、新興住宅街の一角にある。お店の作りも住宅を改造したもので、他との違いは暖簾にある。お店のホームページにも掲出されているようなコースをメイン客にされたいのか、その思いなど知るよしもありませんが、そば茶屋 澤正さんのような雰囲気さえ感じる蕎麦店でありますから、小生のように、ちょっと蕎麦で小腹を満たすような客を必要とはしないのでしょう。行くたび、知るたびにその様に感じているのです。
あと気になった点ですが、隣になったカップルが「川が見えないわ」と言っておられた。
何かの雑誌にでも掲載されていたのだろうか、気がかりだったが、いずれにしても、「隆兵そば」から川は見えない。
隆兵そば
075-393-7130
京都市西京区桂浅原町157
« 丸石 | メイン | 京都 手打ちうどん 大文字 »