日本酒は小生の舌には一番旨い。
したがって今までの人生を変化させてきたのは、間違いなくこの日本酒である。
1年ほど前にこの日本酒が人生を変化させた。
良い変化なら良いが、悪い変化、つまり大いなる反省があった。
そして次の日これに警戒しようと思うのだが、この反省も実に何度も繰り返してきていて、もうなんともならん。
だから人は面白い。
よって今回は人生を振り返ってみる。
小生がはじめて日本酒を口にしたのは、小学校五年。
PTAだかの大人の集まりが家であって、その時のメニューが「すき焼き」だった。
それを、もの凄く食べたそうにしていたのを、梅村のオヤジさんがこっちで一緒にと同席させて頂いた。
その際、そのオヤジさんがすき焼き鍋に一升瓶の半分は入れたんだな。
旨味が増す、たしかそう言ったろう、その日本酒で満ちた「すき焼き」を頂いたのが初の日本酒というわけだ。
美味かった。
だが酒を飲んだら翌日にどうなるのかなんてのは、その時は知らね。
コップに満ちあふれる、この日本酒を何度かいただいたのは覚えているが、そのまま記憶がふっとんで起きたら布団の上。