タイトルに引かれて手にすると絵本。
どんな年齢層を対象にしているのかと購入した。
話しは、誰とでも仲良く出来て大人の期待に応えようとするコジマと、あまのじゃくで反抗的なキジマが「盾とはシールドとは」と探し求めながら成長してゆく姿を描いた内容で鮮烈な印象が残った。
主人公はとある町に住む少年コジマとキジマで、二人は幼馴染み。
だが、まったくタイプが異なる二人。
そんな事もあって周囲の大人からよく比較されます。
ある時、二人は山に住む名なしの老人から人間の体の中にはとても大切なものがある。
それはとってもやわらかいもので、どうにかして守っていかなければならない。
それには「盾、シールド」が必要だと教えられます。
優等生だったが回りの期待に押しつぶされて引きこもりになったコジマ。
しかし、その挫折の中から安らぎを得られる仕事を見つけ出す。さらに試行錯誤しながらも多くの技術を得ることで自信を取り戻し新たな挑戦を始めます。
一方、大会社とその組織に守られて重役のポストにまで登りつめるキジマ。
しかし、リストラされて全てを失ってしまいます。時代の変化に対応できなかったのです。
そして、死に場所を求めて故郷へ向かいます。