月別アーカイブ: 2007年1月

千如寺 宝池坊 (九州36不動霊場めぐり 28番札所 )

この道。随分とに尾行して通った事があるなあ等と思い出し、何の件だったかと記憶を辿るが思い出せない。

小生は、この九州三十六不動尊めぐりを逆打ちしておりますから、佐賀市から福岡市早良区に向けて国道263号線を北上する。そうすれば三瀬峠を越えてゆくことになる。

機会があれば、是非行かれてみると良いと思うのは、良い気が満ちていて、幽遠さというか何とも軽快な気分になれるから。
そば街道と言われるほど蕎麦専門店が建ち並んでるから、食事するにも楽しみが増えましょう。

さて良い気の流れる道は続いて、更なる幽遠な山道を進んで30分ほど。
いよいよ、その気の根源たる「雷山 千如寺」に到着いたします。

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真光院 きぼた不動 (九州36不動霊場めぐり 29番札所 )

霊場巡拝の中で、ひとつの楽しみとも言えるのは法話。
ご住職にお出会いをさせていただけて、更に仏教の教えなどをお話しをいただける事にあります。

この機会は小生にとって、また、巡礼にお連れする方には迷いや悩みをお持ちになっている事が多く、本当にこの法話を頂いた事によって、もう気づかれるというかスッキリとされる事もあって、こうなったときには小生も嬉しくて飛び上がったりする。

さて九州三十六不動霊場は、小生一人でまわっているのですけれど、こちらの御寺院にて霊場についてのお話しを頂きましたので、小生の夢というか一つの目的をお話ししてみました。
今回はこのあたりを記してみます。

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伊丹空港の新しい名所 – 空港銘酒蔵 –

急いでいたのは、中国道の豊中インターチェンジを出てから「空港口」交差点が渋滞していたから。
いつもの裏道を通ったというのに今日の渋滞はひどかった。

昨夜のうちにウェブチェックインしてなかったら、「あいにくご搭乗できません」とJALのグランドスタッフに言わせてしまったに違いない。

それでも階段を駆け上がって保安検査場へ猛ダッシュ。

ところが、何かが見えた。…酒…、銘酒…?

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諸仏不動智

昨年の11月には別れを、そして12月には縁を感じた前回のエントリーから早、年も明け2007年1月。
本日は年明け初めての生駒山 寳山寺への月参りです。

小生、この三ヶ月でようやっと落ち着いてきたかのようには見えますが、まだお不動への信仰が足らないなあ、などと、実のところもうひとつの元気がありません。
そこで何かお不動さんの書籍はと探しておりますと、久々に沢庵和尚の不動智神妙録が目に留まりました。そしてなにげに開くと「諸仏不動智」のページ。今回はこの件について記してみます。

さて、ここでいう「不動」とは動かないということ、「智」は智慧の智です。
ただ動かないとはいっても、岩や木々のように、全く動かないというのではありません。

心は四方八方、上下右左と自由に動きながら、一つの物、一つの事には決してとらわれないのが、ここでいう不動智というわけです。

ご存じ不動明王は、右手には剣を握り、左手には縄を持ち、歯をむき出し眼は天地を向いて睨みをきかせ怒りまくっています。仏法を妨げようとする悪魔を取り抑えようとされているのですね。

ところが、一つの事にとらわれると、この忿怒相に恐れるだけで、仏法の妨げになるような事だけは決してするだけに留まり、人々を救済しようとするやさしい慈悲に気づくことも触れることも出来ないのです。そして、一般的な生活の中でも何かに心がとらわれていると、様々な臆測や葛藤、疑念、猜疑心が胸の中で、また顔の表情などに表れてくる。そんな時は本当に自分自身嫌気がさしてしまうこともあります。

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但馬国 出石神社

突然だったが、但馬での用件を終えてから但馬一の宮「出石神社」を再訪する事にした。


出石神社にバスで向かうなら「鳥居前」が便利。
そこから出石市内の方向を見ると、はるか彼方には城山稲荷や出石城跡のある有子山、手前には稲作でよく手入れされている田が広がっている。
随分と寒いが足取りは軽快。その距離は徒歩で10分程度だけど、歩きながら楽しくなってきた。

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北の花咲や

新札幌あたりの仕事を終えて山崎氏に連絡をとると、つい先日の日本一美味しい“究極のラーメン”を決定する番組で見事優勝した「北の花咲や」(えぞのはなさきや)に来ないかとのこと。

なんでも今日は身内だけの御祝い的なプレオープンとのこと、それではと馳せ参じたわけです。

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北海道神宮

本日は札幌への出張。着いたとき最近では珍しい大雪になっていたから、冬底の革靴にすれば良かったなどと後悔しつつも、まずは北海道神宮にお詣り。
円山公園駅を降りると既に積雪は膝くらいまであったから、この靴が皮の底でまるでスリックタイヤのごとくツルツル滑って恐ろしい、年間、薄野の街で数十人は転倒してなくなってるのだと聞いたことを思いだしたから、全体重を足の裏にかけ直して参道を歩んでゆく。


「古神道は、真水のようにすっきりとしている」と司馬遼太郎の著書この国のかたち style=にそう書いた。
北海道神宮の歴史はそう古くはないが、この一節を思い出したのは、ここにある自然によるものだ。
神宮の境内には、杉や檜をはじめとしてオンコ・カシワ・ナラ等の針葉樹や広葉樹が混在していて、この雪化粧の中にも緑による澄んだ空気を醸し出されている事による。

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延命院 (九州36不動霊場めぐり 30番札所)

九州三十六不動尊めぐりを逆打ちでと発願して早二月目。三十番台はこちらの御寺院までで、次からは二十番台なのですが、ここですごいなと思うのは、すべてお留守でなかった事なのです。

近畿三十六不動尊巡礼の場合でも、お留守である可能性があるから電話をしてから行った方が良いと思われる不動院や、葛川息障明王院があるのだけど、今回の九州ではすべておられるので本当に有り難い。

ただ、以前のエントリーで記しましたように小生は、お軸への御朱印のお願いしております為に、山号や御寺院を墨と筆をもってご記入いただく事になるのです。
そのため、お留守でなくともこれの出来る事が出来ない方がおられない場合もある。

奥様にお出迎えを頂いて、御朱印軸をお出しすると、「住職が外出していて私には書けない」と仰る。
小生にすれば、はるばる佐賀の地まできてどうしよう、と思ったり、踏ん切りよくじゃあまた改めますと帰れるような距離でもありません。

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佐賀の道端で牡蠣焼きを食べた

牡蠣というのは、食べれる人と食べられない人に分かれることが多いのだけど、僕は好んで食べる方だから食べられない人を、実は「可哀想になあ」と哀れんでいたりする。
最近じゃ岩牡蠣を含めれば年間を通して口にはいるし、お酒のアテとしても肝臓に良い。他にも栄養満点だから嫌でも食べれば良いのにと思うのですが、これじゃ押し売りだ。


ただ、牡蠣が嫌いな理由をお聞きすると、大体が「匂い」を言われますから、その匂いを取る方法、もしくは匂いを取っている店で食べればいいと思うわけで、少しは好きになる努力もしましょうよ。
たとえば先日偶然はいったお店の牡蠣は匂いゼロ。ただし、薪を燃やした匂いは服にこびりつく、そんなお店です。

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金乗院 (九州36不動霊場めぐり 31番札所 )

人数にして三十人くらい、そのいずれの方も熱心だ。
小生が金乗院さんのお堂に入る頃、すでに多くの信者さんが着座されていた。それぞれ護摩木に願い事を記したり、三礼をしたりと、皆さん住職の入場を待っておられるのだけど、寸暇を惜しんでその時を待っているのです。


小生は巡礼の身。ここに入らせていただいたのは偶然だけど、この熱気の中で同じように住職をお待ちする事にした。

そして、あの手紙のことを思い出した。
二ヶ月前から微妙に困ってる手紙で、どうして舞い込んだのか、そもそもどなたに聞かれたのか、本当に判らない事だらけ。今回はそんな手紙の話です。

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