月別アーカイブ: 2006年5月

大原女蕎麦の『うえなえ』

昭和40年代に、デューク・エイセスが歌っていた、「女ひとり」。
結城には塩瀬の素描帯、 大島紬にはつづれの帯、 塩沢がすりに羅の名古屋帯と、それぞれのつむぎにも良い相性の帯があるように、大原といえば紫蘇の相性が風合いとして最適。
有名な大原のしば漬けでも理解できるところです。

京都大原では古来よりお盆前に柴漬けを漬け込むための赤紫蘇が一斉に刈り取られます。
その赤紫蘇を使った「大原女そば」が食べられるお店。それがここ『うえなえ』さん。

注文したのは、いつもの「大原女そば」。
のど越しのよい大原女蕎麦を噛みしめると、赤紫蘇の葉や実の歯ごたえ、赤紫蘇の香りが口いっぱいに広がります。

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若王山 無動寺 不動堂落慶法要

今日はタイトル通り、近畿三十六不動尊霊場第十番札所は無動寺さんの不動堂落慶法要。
まことにお目出度い日でありますから、京都は宇治の新茶を御祝いとして持参してまいりました。

京都からは車で50分で到着いたします。
参道にはお参りすると必ず一対づつ奉納させていただくのぼり「南無不動明王」。
やはり毎回のことですから数多く、有り難く感じさせていただきつつ山を登ります。

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黒潮丸

こちらのお店、現在では味山(新橋縄手東側)との二店舗を同時に展開されていて開店がよく特にネタが良い。
それに板さんと言うよりも「料理人」といったほうが似合うような頼もしい顔が中にあるから安心だ。
初夏というのも気が早いけれど、温かったり暑かったりするような日が重なると、ハモを恋しく感じます。
まずは、おまかせで頂いたお刺身の盛り合わせですけれど、鱧の細造りもお願いしておきましたから鱧皮がかぶさって登場しております。

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京都での生活と彩りについて

ここ京都では春夏秋冬すべての季節に「彩り」という言葉が生きている。
しかし小生のお仕事に「彩り」という種のものは、不向きとされる事となっている。

やはり地味にしているほうが尾行や張り込みに向いている。だから彩りが豊かと言うよりも、彩りが全く無い状態の方がよろしい。

だから携わっていたときからのクセであり思いこみであろう、選ぶ服は靴下から黒、ブルゾンやパンツの色も大抵は地味な紺かグレーか黒。

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信州内藤流 手打そば あずみ

始めてこの店に行ったときは、ザルうどんを頂いた。
写真でも判るように、ツヤツヤとして旨そうに見える。
しかし食べ始めてから気づいたのは、このツヤが店内のライトによるものであった点だった。
なぜ、そば屋でうどんを食べたのかのワケを先に記すなら、食べていたお客さんのソバが旨そうでなかったから、これにつきる。

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龍園

四条大宮駅と西院駅の中間地点、四条通りを北へ進むと左側にある小さなお店です。
『龍園』さんはラーメンというより餃子で人気になっているお店なのですけれど、小生はここではラーメンと餃子を頂くのが定番です。
一見、普通の醤油ラーメンに見えますが、一口飲めば懐かしい味が続きます。

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神遊山 金地院 岩屋寺

近畿三十六不動尊霊場会の中で禅宗系のお寺は一ケ寺のみ。
その禅宗の中でも曹洞宗の永平寺派ですので、小生の宗派と全く同じというので岩屋寺さんには特に思いを寄せるところです。
その様なことからも、ご住職には常日頃よりお心づかいを頂いております中、醍醐寺での法要の際にお声をお掛けいただいた上に、お稲荷の鳥居を新しくされたとのご案内まで頂きましたことからお参りをさせていただきました。

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新町 招福亭

小生の学生時代、錦を上がったあたりにあったお店。
カレーうどんがたまらない、海老もどでかい。長くて太かった。
暫くして行くと閉店していたので諦めていたのだけれど、以前、必死で「聞き込み」を致しましたところ、現在の六条新町のお店が同じ系列である事が判りました。

そして通い始めてもう何年だろうか。
ここ『招福亭』さんは、きっと60年はあるお店。
小生も半分くらい、学生からの期間を足すと30年近く『この味』に通っていることになります。

なので、全てのメニューを紹介したいほどのお店、と言うことになりますけれど、あえて、ひとつに絞るなら、写真の「カレーうどん」がお薦めです。

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手打そば 杣屋

「杣」という字があります。

おもには、山で木を伐ったり、加工をして生計を立てていた人を「杣」と呼んでいたようで、現在でも「杣道」(そまみち)「杣人」(そまびと)など一部使用されている文字なのであります。

小生は、なんとも自然をイメージする壮大な、そして優しさを感じるのこの字が好きなわけですが、この「杣」の字を店名に使用しているそば屋さんがあります。

鞍馬口通りと烏丸通りが交差するあたりから少しシモの方。
大本山の相国寺からなら歩いても行ける距離の『杣屋』さんです。

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2006年春 近畿三十六不動尊霊場会法要

近畿三十六不動尊霊場会、春の法要は京都は醍醐寺で執り行われました。

日時:2006年5月16日 火曜日

   10:30 〜 14:00

場所:第23番霊場 総本山醍醐寺

   10:30 醍醐寺修証殿

   11:00 法要 柴燈護摩 醍醐寺不動堂護摩道場

   12:30 昼食 懇親会 三宝院白書院

参加者は、先達だけでも35名、総勢100名を超える大法要でした。

(小雨の中、不動堂へ続く列)

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