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ボランティアの会議に必要な3つのエッセンス3

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今回はまず前回に記したエントリーの、Sさん(貴方の設定でした)について軽く振り返っておきます。

これは、縦と横の関係というのは充分に把握した上で、さらに相手の立場で考えることを行わないと、取り返しがつかない事にもなる事が考えられるからで、前回のような状況ならば、貴方に頼んだ側(Fさんの設定でした)について、今後一切の機会は失われてしまう可能性もあるのです。

なぜならば、今後あなた(Sさん)は、Fさんとのことを思い出すでしょう、そして頼み事をされてもきっと躊躇したりするでしょう。さらに、他の誰かに同じような頼み事をするのを知ったとき、それが貴方にとっての縦であったり、横の人脈関係にあったりすれば、何らか警告のようなその人に伝えたりするのかもしれません。
つまり、Sさんの立場でも、頼んだFさんの立場にも結果として良い関係は生まれないのだから、これが起こりうる可能性には、その実行までに十分な配慮をしていおかなければならないのです。

さて、今回までの2回ではこの様なエントリーと共に「発言のタイミングや想い」や「タテヨコの関係と配慮」について記してきましたが、今回はこの締めくくりとなるべく「組織に存在している人物のオポチュニティ・コスト」を考えてみようと思います。

オポチュニティ・コストとは、機会原価という特殊原価の概念ですが、まず は-RYUmaruo.com-でとてもうまく説明されていたので長文を引用させていただきます。

“オポチュニティコスト”とは、簡単にいえば「『一時間』という時間の使い方を比べて、経済的に『ヘボイ使い方』をしたなら、その分『稼げていたはずの分』はコストとして考えろ!」という考え方。

で、この談合坂のガソリンスタンドの話。Aさんは「1時間待ち」でもガソリンを入れようとしています。満タンにしたら、地上に比べて1000円安いそうです。さて、Aさんは、本当に得するのでしょうか???

もし、Aさんが普段働いているときの時給が1000円以上だったら、アメリカのビジネスの世界では、Aさんは決して得をしたとは言いません。完全に「負け」です。なぜなら、Aさんは、その時間を使って(休日なのはさておき)1時間‐1000円以上の価値を生めたはずだからです。

金銭的なことだけとは言えません。Aさんとその家族は、この1時間を談合坂で過ごしてしまったために、このあと河口湖で見るはずだった夕陽のタイミングを逃したとします。それも大きなオプチュニティコスト(機会損失)といえます。家族と見る素晴らしい夕陽は、明らかに1000円以上の価値があります。

オプチュニティコストという概念は、日本ではあまり語られることはありません。だから会議などでも、無駄な時間が多いのです。

日本では語られないオポチュニティコストより引用

人を説得したり、動いていただくためには、まずその相手のことを知る必要がある事については以前にも記しました。それはその上にこそ構築されるであろう互恵の共感がある関係をつくり出すためです。
この関係を創出してゆくに当たって必要なのが、今回記したいオポチュニティ・コストに関する考え方なのです。
但し、先に誤解の無いように記しておきますけれど、これは自分のためのオポチュニティ・コストではなくて、組織に存在している相手のオポチュニティ・コストへの考え方を持つことのすすめなのです。

オポチュニティ・コストとは、今回の機会を得るために失ったすべてのものです。
たとえば先日、小生は当日のボランティア会議に参加する為に、集合時間に合わせて一日を過ごしていた訳です。具体的に言うなら夕方以降の予定は入れていませんでした。
しかしもしこの時間帯に来て欲しいという依頼があったとして、その依頼料が50万円だったとしましょう。だけどこのボランティア組織に参加する機会は、大きなチャンスだからと、いろんな損得を考えたのち、結局は参加して更に帰り道には食事に行って2万円ほど支出しました。

それじゃ今回参加することによってかかったコスト計算をしたらいくらと考えるかなのです。
つまり、0円なのか52万円だったのかです。

そしてここで大切なのは、これは相手のオポチュニティ・コストであるため、相手がこれについて腹を割って話すなどしてくれないと分からない背景事情だと言うことで、ボランティア組織などの活動に限らず、現実的な人間関係においても一般的には相手の腹の奥深いところにあるもので、ドロドロとした人間関係が生じる最多的原因の根源ともいえ、大抵の場合だれも腹を割った話などしてくれるものではありません。
この様な考え方が理解出来ていないのに、ボランティア組織だからと簡単にお願いしてしまっては、相手の本音も見抜けていないからリスクが内在していて、結果として崩壊を招く組織になってしまう可能性が高まってくると言うわけです。

つまり、何らかの目的を会議の中で果たして行こうとするならば、やはり相手の腹を読んで先回りをしておく必要があるのです。表面的に見えている穏やかさの中にも、他のボランティアなどを受けていて時間がない生活をしている現実があるのかも知れません。この方にはオポチュニティ・コストの考え方は当てはまらないでしょう、むしろボランティア活動の整理をすべきですからお願い事をすべきではありません。
ちょっと無理してと言う考え方や、モチベートの仕方もありますが、このようにお誘いするとしても相手のオポチュニティ・コストを十分に検討してからの方が良いでしょう、人がいつまでもそうやった事による理解をして行動したとしても、いつまでもそう思えているかどうかの保証はありません。
まして心の問題は余りにも理屈で割り切れるようなことが多いものです。

ですから、その方の表面的な表情や発言の向こうにある相手の本質(相手のオポチュニティ・コスト)を見て差し上げる事こそ、今までのエッセンスの中においても一番重要なポイントではないかと思えるのです。
「そんなことなら、やらなければ良かった」「こんな結果を求めていたのではなかった」などと、もしもあなた自身が耳にしたことがあるとすれば一度これらの見直しをした方が良いのかも知れませんし、又、これが先日、小生の参加させていただいた第一回目のボランティア組織の会議における反省点とも、また今後改善してゆきたいポイントでなのです。

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