カテゴリー別アーカイブ: 自分を育てる

島津創業記念資料館に行ってきた。

先日、涼みがてらに行ってみて、まぁいろいろと感動しておったわけですが、なかでもこれはメモをしてまいりました。

帰ってググったら、案の定メモるまでもなかったのですが、いやメモることこそに念い乗る。

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霊場会の総会で感じた偽物と本物

「真竜を怪しむことなかれ」は、偽物と本物は、元来ない。事実があるのみ。ということだ。
(「冀わくは、それ参学の高流、久しく模象に習って真竜を怪しむことなかれ」 – 普勧坐禅儀 -)

昔、春秋の時代。
中国に葉公(ようこう)という、とても「竜」の好きな人がいた。
竜が好きなので、自分の居所となる場所のすべて、壁にかける絵や置物、彫刻などすべてに竜をしつらえて共に生活をしていた。
この噂を聞いた竜。
本物の自分が出て行ったなら、さぞ喜ぶ(葉公が)だろうと思って、ある日、窓から顔を出したところ、葉公は驚いてしまって気絶した。

さて、霊場会に今回増えた先達さん。
他の霊場で大先達をされている方がおられたりして、そのファッションも、いわゆるお遍路姿から修験行者のスタイルまでおられ、なかには大変な霊場マニアも一部見受けられるようになってまいりました。
小生の場合は、格好だけで申しますと集合写真にありますような、仕事の途中っぽい格好(いや本当ですが)で参加させていただいております。

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死の瞬間に体重が減少する

古本市で見つけた死の瞬間に体重が減少する style=というタイトルの本。
タイトルに一瞬躊躇したのだけど、とりあえず手にしてレジに持っていったら二百円。

「命って何だろう。科学者である私が、この瞬間に真正面から取り組むことになったきっかけは、植物との出会いでした。当時から、私は岩石や鉱物に含まれるミネラルについての研究を重ねていましたが、農業関係者からある相談を持ちかけられたのです。」
本書の著者、川田薫氏は、東京大学地震研究所・物性研究所などを経て企業の金属研究所などに勤務するかたわら、旧通産省(現経産省)の委員をつとめられた理学博士です。
岩石鉱物の専門家である氏の研究が作物の生育に不可欠となる土壌の改良に役立つのではという理由から、植物との関わりを始めたとのことだ。

そして、氏はその関わりの中で植物の心の存在や、自然の大きな循環システムに気づきはじめ、命について考えるようになったと記さている。

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やわらかで傷つきやすい心を守る本

盾 SHIELDタイトルに引かれて手にすると絵本。
どんな年齢層を対象にしているのかと購入した。

話しは、誰とでも仲良く出来て大人の期待に応えようとするコジマと、あまのじゃくで反抗的なキジマが「盾とはシールドとは」と探し求めながら成長してゆく姿を描いた内容で鮮烈な印象が残った。

主人公はとある町に住む少年コジマとキジマで、二人は幼馴染み。
だが、まったくタイプが異なる二人。
そんな事もあって周囲の大人からよく比較されます。

ある時、二人は山に住む名なしの老人から人間の体の中にはとても大切なものがある。
それはとってもやわらかいもので、どうにかして守っていかなければならない。
それには「盾、シールド」が必要だと教えられます。

優等生だったが回りの期待に押しつぶされて引きこもりになったコジマ。
しかし、その挫折の中から安らぎを得られる仕事を見つけ出す。さらに試行錯誤しながらも多くの技術を得ることで自信を取り戻し新たな挑戦を始めます。

一方、大会社とその組織に守られて重役のポストにまで登りつめるキジマ。
しかし、リストラされて全てを失ってしまいます。時代の変化に対応できなかったのです。
そして、死に場所を求めて故郷へ向かいます。

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ボランティア会議に必要な3つのエッセンス

人の己を知らざるを患えず
これは孔子の言葉で、「人を知らざるを患うる也」と続く論語であります。

この一文に触れたのはもう6年前になりましょうか、その頃はもボランティア関係において他の方とお話しをするような機会が多く、大勢の方たちとボランティア事業を通したまちづくりをしておりました。

そのころに、人には細やかなことまでもが見えるというのに、自分のことは見えていない事を学ばせていただいていて、そんな事などもう身に付いていたつもりが、やはりツモリハツモラズ。
昨日は全く持ってこれの再現でありました。どうも批判的に見ていたようで、今、反省しております。

しかし、この様な自省ばかりで実際には何の役にも立たず、上手く行かせてナンボ、成果にしなくてはなりません。成果の獲得や達成、また次の目標が得られないなら、その時間は自分もその参加者も成果を得られないわけで何よりも勿体ない。

そこで、今回からは本日の反省を活かしつつも成果を得る方法、また、いかにその組織を説得して動かせることかと言う点を探偵的な視点も取り入れながら記して行こうと今回のようなタイトルで記している次第です。

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