カテゴリー別アーカイブ: 京都の蕎麦

京都今宮 蕎麦 初音屋

人世ながいし荷は重いええことばかりやないけれど

やっぱり歩かなあきまへん
この様な写真から、ブログを書いてみるのも、また、その絵に描いてあることを書き写してみるのも、先日からのそばカテゴリの主旨変更に準じていて面白い。

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もうやん

今回はまずこのカテゴリ、「そば」についての変更のお知らせです。

実は、前回ご紹介した手打ち蕎麦 遠来、そしてかね井さんのご紹介以来、そのご紹介の範囲を変更しようと思っていたのです。

遠来さんでは、うどんと蕎麦が両立していたし、かね井さんのように一品も豊富で京都らしさを醸し出す雰囲気のお店とをこのカテゴリに入れた以上、恐らく範囲に入れなかっただろう昔からのおソバ屋さん。つまり、萬寿亭橘さんや、河道屋さん、ゑびやさんや、尾張屋さんに有喜屋さん、それに藪系、大黒屋さんなども範囲に入れ、さらに純粋な蕎麦店以外もご紹介しようという変更です。

特に最近頂いたメール「そばと京都を一緒に楽しめるお店」という内容、つまり、出汁文化の京都でこしらえられる京都の蕎麦を、京都らしい場所で一緒に味わいたいと言われるご質問のメールを頂き、これは、なるほどなあと、その様に思ったためです。

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手打ち蕎麦 かね井

京都には美味い蕎麦屋さんというのが本当に沢山ありまして、今までにご紹介しているお店で半分程度ではないでしょうか。もっとも今までに記している批評めいたものは全くもって屁のツッパリにもならぬ小生の主観でありまして、だから、どなたかとご一緒して満足されたという経験はとても重要なんですね。しかし、それは今までのご紹介の中なら、今回のこのお店か蕎麦工房 膳蕎麦八カテゴリのお店。
何にしても、一人一人の味覚を満足させるというのは本当に大変なことだと思っているところであります。

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手打ち蕎麦 遠来

1970年代関西フォーク界として有名だったミュージシャン友部正人さんの曲、『遠来』。この方の曲名をそのまま店名にしているお気に入りの手打ち蕎麦屋さんが京都にある。

遠くから来ると書く遠来は、何となく哀愁を感じる言葉であるが、遠くから来ると書く。来る、ならぬ出張族の小生の場合は遠くに行く事が多い。遠くに行けば遠くのことを様々と感じるのだけど、実は自分がいつもいる土地について、その遠くの土地を通して感じたりしていることも多い。これは比較なんて事ではなくって、むしろその場所が礎になっているといった事であり、また、自分の土地が礎になっていたりして増幅したりする感動のようなことであり、いくら遠くでもその感動がない土地もあれば、感動ばかりの土地もある。何にしてもその土地にいる今がどう感じているのかという事こそ大切なんだろう。

この曲をはじめて聴いたときそう感じたのを覚えている。

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そば工房 ほへと

お連れしている性質上黙って聞いてはおりますが、ときおり、お連れした店で堂々と、ここはあの店より高いとか安いとか言いだして、味の美味いマズイまで比べて言う方がおられる。
これには正直うんざりです。

だいたい店を作られた意図も、仕入れも、こしらえ方もそれぞれ違うのだから店によって味が違うのは仕方ないのです。だから小生は食べ物屋さんを比べてはいけないと、基本的にはそう思っておるのでありまして…。

しかしまあ、お客様をお連れするとなれば、そうもまいりません。
なるたけ事前の情報を持っておくべきで、間違っても僕と一緒に京都で食事をしていただいてマズイなどとは言わせてはいけない、こう言わせた時には小生が悪いのだ。そうも思っております。

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そば処 岡作

小生にとって懐かしいお蕎麦といえば、嵐山の渡月橋あたりのそば屋さんでいただいた、冷たい「とろろのお蕎麦」。小学生の頃だったろうか両親に連れられて食べた思い出がある。家族で外食となると本当に数えるほどだったから、これは良く記憶している。

目の前で、とろろ芋を摺っていただいて出し汁を混ぜる。その上には青ノリの粉末が振りかけられて彩り鮮やかに、トドメは生卵がポンと割られて出来上がり。
それが目の前にきたならば、まず「とろろ」を吸い込んで、次に蕎麦と絡める。

一般的なお蕎麦なら、ズズッー、ズッという音が味わいの音だけど、この「とろろ」の場合はズルズルと少し吸い上げるのには重いから、のどを通るまでの滞空時間が長くって、とろろやら青ノリやら蕎麦やら冷たい出し汁やらが味わえて楽しめるのですね。

ところがこの嵐山のお店は既にありません。ですから今は岡政さんです。

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そば処 にし村

開店してから15年、初めて暖簾をくぐったのが12年前となる。
ここは京都の南部、歴史ある物集女街道の中間地点にある向日市。

美味いかつおのブレンドと利尻昆布の濃くあるうまい出しが、ここの蕎麦を引き締めてうまい。
今回は、いつものざる蕎麦ではなく、夏季のみ限定して出されている冷麺を記したい。

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大原女蕎麦の『うえなえ』

昭和40年代に、デューク・エイセスが歌っていた、「女ひとり」。
結城には塩瀬の素描帯、 大島紬にはつづれの帯、 塩沢がすりに羅の名古屋帯と、それぞれのつむぎにも良い相性の帯があるように、大原といえば紫蘇の相性が風合いとして最適。
有名な大原のしば漬けでも理解できるところです。

京都大原では古来よりお盆前に柴漬けを漬け込むための赤紫蘇が一斉に刈り取られます。
その赤紫蘇を使った「大原女そば」が食べられるお店。それがここ『うえなえ』さん。

注文したのは、いつもの「大原女そば」。
のど越しのよい大原女蕎麦を噛みしめると、赤紫蘇の葉や実の歯ごたえ、赤紫蘇の香りが口いっぱいに広がります。

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信州内藤流 手打そば あずみ

始めてこの店に行ったときは、ザルうどんを頂いた。
写真でも判るように、ツヤツヤとして旨そうに見える。
しかし食べ始めてから気づいたのは、このツヤが店内のライトによるものであった点だった。
なぜ、そば屋でうどんを食べたのかのワケを先に記すなら、食べていたお客さんのソバが旨そうでなかったから、これにつきる。

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手打そば 杣屋

「杣」という字があります。

おもには、山で木を伐ったり、加工をして生計を立てていた人を「杣」と呼んでいたようで、現在でも「杣道」(そまみち)「杣人」(そまびと)など一部使用されている文字なのであります。

小生は、なんとも自然をイメージする壮大な、そして優しさを感じるのこの字が好きなわけですが、この「杣」の字を店名に使用しているそば屋さんがあります。

鞍馬口通りと烏丸通りが交差するあたりから少しシモの方。
大本山の相国寺からなら歩いても行ける距離の『杣屋』さんです。

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