カテゴリー別アーカイブ: 京都の蕎麦

蕎麦処 いしたに

今日は久々の京都。朝から京都市内だったから、どこに行こうかと思ったが日曜に開いてる店も少ないから「蕎麦処 いしたに」に決めた。

店内は、木をふんだんに使用して作り込まれていて、8人掛けの長い自然木のテーブルと4人掛けのテーブルがある。

酒は特別純米 金澤屋が主にされ、石田屋なんかもおいてある。

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京都で得する蕎麦店選び

さて、今回は全くの小生流、京都で蕎麦店を選ぶ為の小ワザのご紹介です。最近ムカシの少し写真を屋根裏から掘り起こしておりまして、そこで随分前に行った長野県のお蕎麦屋さんに飾ってあった「食べ方」が出来てきました。そしてこう書いてあるのです。

  • 食前酒を少々たしなむべし
  • うどん三本蕎麦六本のことわざ通り一口分のそばは五、六本とすべし
  • 一箸目は蕎麦のみを味わい、二箸目は薬味を使わずつけ汁をつけて食べ、つゆの個性を味わい、三箸目以降は薬味を使って本格的に味わうべし
  • つけ汁がうすまらないよう蕎麦千代口に入れるつけ汁は、少量入れてつぎ足すべし
  • 蕎麦はあまり噛まずに喉越しで楽しむべし
  • 中割りをすべし
  • 蕎麦の最後を締めくくる蕎麦湯は個々の流儀で味わうべし

京都料亭の味わい方 これが蕎麦を楽しむ方法と読めば、確かにそうですが、しかし京都で蕎麦店に入る前、とりわけ京都のお店をどうやって選ぶのかと考えたわけです。

特にこの京都。
近畿の方ならいざしも、ほとんど蕎麦には縁がなさそうだと思われがちで、おつれすると大抵ビックリされます。もっとも、「京都で一番おいしい店はどこか」と聞かれても、おすすめの店ならご紹介しますが、おいしいかどうかは行って決めましょうというのです。

第一感想を言うのは「蕎麦を食べる」その人、求められる感覚や個性など実際に訪ねて口にして頂かないと判らない為です。

とはいっても、これだけ蕎麦屋さんも多くなってきますと、ある観光にお越しになった方にも、ほとんどが常連がお客さんという、京都の美味い蕎麦を味わって欲しいもの。

そこで今回は三つのポイントに分けて、小生なりで恐縮ですが京都で蕎麦を楽しむ方法を記してみます。

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手打ち出雲蕎麦 八栄垣

ここの蕎麦は良く噛んで味わうのが美味い。

今日は先日記した、「京都蕎麦スタイル57」という書籍に関するエントリーに関しての追記と、この書籍で今回のお店を紹介できなかったのは当然だろうな、と思える事などを記してみます。

実はこのお店、もうオープンして4年目が間近なんだけど余り知られてないお店。(2004年7月25日オープン)
且つ今日現在もインターネットの検索にも出てこない店です。

それに、外からみても、また店の中に入っても、まったくもって普通のお宅のようで、まるで自宅にいるような雰囲気を感じられるお店。

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「京都蕎麦スタイル57」について

ここ数年か、お店のガイドブックがよく読まれていて、出版社も食べ物関係なら積極的なようだ。

これは京都に限らず、大阪や神戸などにも盛んで、大変な書籍数、一体どれが正しいのか判らない。
だからもうそろそろ、そんなグルメ本に対して自分の意見をぶつけられる場所があってもいいじゃないか。

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それが、最も鋭いカタチでウェブに登場したのが食べログ

誰でもがお店の評価をしてそれを共有するといった仕組みが面白いから受けた。
およそその基準について様々な意見がわき起こり、その統一性の難しさから閉鎖されていった所謂レストランガイドのたぐいが多いなか、流行語の受賞をしそうなほど良く耳にした、だから小生もこれは利用させて貰ってる。

なぜなら、これらはその記入する側が実際に食べてその感想を記せるから、何よりも信憑性がある。
全てとは言わぬが、その殆どが具体的で役に立つからだ。

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山科、隨心院のそばのそばや 萬壽亭 橘

このエントリータイトルの「山科、隨心院のそばのそばや 萬壽亭 橘」でありますが、箸袋に書いてあるとおり、写し取ったもので「そばのそばや」が面白いのであります。
さて、隨心院というのは、年間を通した四季を楽しめるスポットであります。
特に梅の季節なんぞは小野梅林がは大変な賑わいをみせるのです。

そのお隣にあるこのお店であります。
建物自体も築何百年、今流行の京町家と言うよりも京都の旧家を手間暇かけて作りあげてきた民芸調的な作り。
調度品などにも一つ一つに思い入れがある事が、その丁度の品物からも感じとれるところです。

このブログの中にあるカテゴリ京都のお蕎麦では、京都人が贔屓にしている店のみならず、観光でお越しになった方が入りそうなソバ屋さんにもご紹介の範囲を広めたのですが、「萬寿亭 橘 」さんの場合、京都の人も半分くらいはおられるお店です。

そしてこの裏側は製麺所になっていて、いつも製麺されたてのお蕎麦を頂くことが出来る。

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甘味 手打ち蕎麦 しも村

上醍醐寺のお参り。ここには行ったものしか判らぬ感動がある。
途中の亀さんへのご挨拶や、滝のところにおられるお不動さんのところでの一休み。

准胝観音さんにご挨拶をしてお目当ての五大力さんの前につく頃には、もう充分な勇気を頂いたり、元気にさせていただいたり、すっかりいつもの平常心を取り戻させていただいたり。

そして、行き交う人の多くからいただくというか、学ばせていただくことがあるのです。
それは「継続するということ」。この参道には毎日毎日この険しい山道を上り下りする人が多いのだ。それも日課としている人が多い。

まあ小生なんぞは、ヘロヘロになりながらゼェゼェと登山するのだけど、「おはようございます」と元気なかけ声をお掛けいただきながら、サラッと追い抜いてゆかれる。年齢のことを記すのも何ですが、およそ平均で60歳前後の男性や女性がほとんどなんですよ。

だって小生の知る男性のお一人は76歳、バスで京都市内から通っておられる。
それも、五大力さんにご挨拶してから、8時には出勤しておられる現役の会社会長さんなんですね。
このようにご紹介すればキリがない程、元気な方が多い。
もしもここの朝起きメンバーでチームでも組んだなら、今の季節、どこの運動会でも優勝間違いなしではないかと。その様にも思っておるわけです。

さて今回、そんな醍醐寺の門前にあるおソバ屋さんの紹介なのですが、名前を「しも村」さんと言います。

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そば処 柴崎

八という数字は限定しておらずむしろ末広がりといった意味合いの方が強い。ゆえにこのカテゴリを蕎麦八としているが、これも限定という意味ではなく、またベストといった意味でもない。京都の蕎麦が末広がりに美味くなればいいと言う思いから、一応八軒に限定したカテゴリをつくっておるのです。

ところが巷にはこのベストがあふれていて、面白いのがその基準。
蕎麦の産地比較にはお目にかからないが、汁が甘いとか辛いとか薄いとか濃い、この様な比較を初めとして店の雰囲気。つまり内装や応対、店の愛想まで基準に含めているところが何とも面白いのだ。

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隆兵そば

このブログで勝手に設けておりますところの蕎麦八カテゴリは別と致しまして、蕎麦専門店以外のお店も積極的にご紹介しようと、先日に主旨を変更したそばカテゴリですが、今回はそば+日本料理と言いますか懐石的なおもてなしのお店、隆兵そばさんのご紹介です。

さて、このお店今回で三度目。
本日も予約なしに暖簾をくぐりました。
時間が11時を過ぎたところである点、日曜でも一席くらいは余裕があるだろうという魂胆。
暖簾越しにお聞きすると「単品なら」とのお返事。
車をお店から南にある駐車場14番の位置にとめて、お店に入らせていただいた。

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かく谷老舗

ニシンと言えば、5月頃から美味くなるものと言えようか、にしんナスなど冷えたものですから夏にむけても美味い。しかしこれを蕎麦の種物として頂くとすれれば、小生の場合は今ごろからとなる。この雨雲が移動すれば秋。そのように特ダネの天達予報士もその様に言っておられたためだ。

まあ秋とは言えど、初秋なんですがその時期を前に、頭の中はニシンソバなんです。
今ごろ少しは朝夕だと寒さすら覚えますので、何か温かいものをと思うからなんでしょうか、なぜか真っ先にニシンソバを思い出すのです。

だから今こそニシンソバの旬ではないのかと、その様に思っているのですが如何でしょうか。
ただね、この時期はほぼ毎日食べるのですよ。

そこで、今回はニシンソバの美味しい「かく谷」さんのご紹介。
本当は随分な老舗なのに、こぢんまりとしてますが、

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竹邑庵太郎敦盛

竹邑庵太郎敦盛、読み方は「ちくゆうあんたろうあつもり」となる。
まず店の名前の竹邑には人が集まるという意味があり、「あつもり」は、ここの名物あつもり蕎麦の「あつい」をかけてある。
ただ、「あつもり」と言っても「熱い」わけではなく、また、食べたからといって「暑く」なることもない。どちらかなら「温もり」(あつもり)くらいが適当か。

「あつもりそば」は、檜のセイロの上に、いったん湯に通された蕎麦がのせられて蒸される温いそばであって、熱いつゆでいただく。添えられる薬味は山盛りのねぎ・鶏卵・山葵だ。
このように、あつい蕎麦を、あつい付け汁で食べるスタイルの発祥は判らないけれど、今のスタイルよりも歴史があるのは事実であって、この基の食べ方が出来た17世紀頃では、蕎麦切りされた蕎麦を茹でずそのままに蒸して供されたとされるから、もう少しパサッとした感触もあったのではないかと思う。

さて、このお店のお蕎麦は随分と賛否別れるところにあるけれど何となくお気に入りのお店。暫く暖簾をくぐることがありませんでしたが、9月9日まで内装の壁や床なんかを綺麗にしていたらしく、外装も新店のようなお店となっていて驚きました。

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