カテゴリー別アーカイブ: これまでの事

「本物の酒」に出会うまで。番外「深く愛して、長く愛して」

こんにちは、瀬戸です。
早速ですが、タイトルに釣られてきたならすみません。
これは、ボクの「酒の話」です。
しかし、今回はボクと酒についての、重要な発表がありますので見逃せません(笑)

いやね、今のシーズンになると、よく思い出すんですよ。
大原麗子さんのセリフ「深く愛して、長く愛して」。あのCMです。(まぁ大半は判らんだろうな)

そしてね、先日の事。
とある御仁と、お話しをさせていただき、シュウイチだって仰るのです。
その方はベルギービールのお店をされているので、しっかり呑むのは週に一回なんですな。ボクの場合、34年間、毎日しっかり呑んできておりますなぁ。

あれからこの「週一」と、「深く愛して、長く愛して」が、アタマの中をクルクルとまわっておりまして、ここ数日考えてまいりました。
そして、その決意が先ほど出来ましたので、昼にも出ずにせっせと書いてます。

私、今ここに宣言をいたしますよ。
50歳と一月目のラスト、9月30日。
これを機に変革させて頂きます!!

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「本物の酒」に出会うまで。6

こんばんは、瀬戸です。早速ですが、前回からの話の続きをば。
その昔、お買い物といえば、かっぽう着姿のお母さんが、家の近所の八百屋さんとか、魚屋さん、果物屋さん、肉屋さんへとそれぞれ行ったものですな。

この「本物の酒に出会うまで」は、これまでに「酒で出会った人」と「酒の種類」や「場所」などの概略を書いてきたんだけど、「酒を買う」という点については、まったく触れていなかった。実はこれ、ボクが本物の酒との出会う、直接的なきっかけになっているからなので、少しだけお付き合い下さい。

そもそもですな、家で飲む酒なんてのは、家の近所の酒屋さんに酒持ってきてぇ〜醤油と味醂もねぇ〜、なんて事でほぼ電話で済ませたもんですな。
それも、当時なんざ、一切、客と酒店の両者に「こだわり」なんてありません。
酒は酒。醤油は醤油。味醂は味醂。何県の、なんて言うものなのかなんぞ、御用聞きの酒屋にはなく、なかった。

そこに、すこし影響を与えたのが、スーパーマーケットですな。
いろいろな産地から、よい品物を引っ張ってきて、店頭に並べる。
ボクも最初はおっかなびっくりで、手にも取らなかったけど、徐々にね、欲しい品物が目について買うようになってきましたな。

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「本物の酒」に出会うまで。5

昨日の続きなんですが、これ結論から記します。これは「蕎麦」を知ってからなのです。本当に美味しいお蕎麦に出会ったのが、イコール、この「まことに温和で、かつまた どこか重厚で知的な語り口であると人に言われるようになった酒」なんですよ。

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「本物の酒」に出会うまで。4

おもえば、去年の10月に書いてから、本当にしばらくぶり!昨日電話を頂くまで、続きを書くことすら忘れていた。

前回、小生はこのように、したためております。(笑)「まことに温和で、かつまたどこか重厚で知的な語り口であると人に言われるようになってきたわけです。」と酒の呑み方の変化について書いている。ですから、今回はこれの続きですな。

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十四の心で聴く

十四の心について書き留めておこう。

「聴」と1分くらいかけて丁寧に板書されたのを今でもハッキリ覚えている。つづいて「耳」「十」「四」「一」「心」という字にかけて記されて、「十四の心を一つにして耳で聴く」と言われた。(「聴」の字は、「十」「四」「心」だが、この時に書いたのは「四」と「心」の間に「一」が挿入)
その時以来も、武田信孝先生にお教え頂いたり傾聴訓練などで使うようになったり。

  1. 感謝する美しい心で受容する
  2. 暖かい共感する心で共感する
  3. 好意を持って聴く
  4. 興味を示して聴く
  5. 楽しい思いで聴く
  6. 深心の意味を聴く
  7. 拈華微笑阿吽の息で聴く
  8. 感応道交安息の心で聴く
  9. 解衣推食ので心で聴く
  10. 塗炭之苦を聴く
  11. 侮辱や苦しみを広く深く明るい心で受け止めよう。
  12. 毎日毎日の事を真心で労って受け止めよう。
  13. 最善の禅譲放伐を聴こう
  14. 不立 文字

聴くことの原点は、相手を愛する事に徹する。これ以外で良いかではなくて徹底して全身全霊で聞くと言うことが大切なのであります。

「本物の酒」に出会うまで。3

人が一生のうちで呑めるお酒の量ってどのくらいなんだろうか。

出張先でのいろんな酒場や、もちろん自宅から半径20キロの範囲に入る酒場まで、いろんな酒の向こう側の物語を見つけて、いちいち感動させていただけた。

現実に何升の酒を呑んだろうか、すごくアバウトな試算だけど1日に2合は呑んできたのだから、(2合×365日=730合)×35年。はて何リッターになろうか。いや計算まではやめておこう。

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「本物の酒」に出会うまで。2

そのむかし、どこかの国じゃ、「塩」「酒」「鉄」は専売制で税金を取っていた。

この専売実施のため、「酒は百薬の長」と、唱えることになっている。

百薬の長とは、多くの薬のなかで、もっともすぐれた薬という意味だ。

この酒を好都合に、つまり日本酒をガチで呑むようになったのは、16かな。

千本竹屋町の千楽ってお好み焼き屋で、学校帰り。もしくはその途中に焼きそばやお好み焼き、これにプラスして黒剣菱。

学校の登校前や授業中、帰り道には百薬の長にぴったりだ。

ここの店は思い出深い。ソースの味わい、これは小生の舌にはぴったりだったな。

この時に呑んでいたのは、「黒剣菱」。だからこれはあれば呑む。

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「本物の酒」に出会うまで。

日本酒は小生の舌には一番旨い。
したがって今までの人生を変化させてきたのは、間違いなくこの日本酒である。
1年ほど前にこの日本酒が人生を変化させた。
良い変化なら良いが、悪い変化、つまり大いなる反省があった。
そして次の日これに警戒しようと思うのだが、この反省も実に何度も繰り返してきていて、もうなんともならん。
だから人は面白い。

よって今回は人生を振り返ってみる。
小生がはじめて日本酒を口にしたのは、小学校五年。
PTAだかの大人の集まりが家であって、その時のメニューが「すき焼き」だった。
それを、もの凄く食べたそうにしていたのを、梅村のオヤジさんがこっちで一緒にと同席させて頂いた。
その際、そのオヤジさんがすき焼き鍋に一升瓶の半分は入れたんだな。
旨味が増す、たしかそう言ったろう、その日本酒で満ちた「すき焼き」を頂いたのが初の日本酒というわけだ。

美味かった。
だが酒を飲んだら翌日にどうなるのかなんてのは、その時は知らね。
コップに満ちあふれる、この日本酒を何度かいただいたのは覚えているが、そのまま記憶がふっとんで起きたら布団の上。

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来た道、行く道、二人旅、これから通る今日の道、通り直しのできぬ道

昨日の機内に、珍しい事だ。赤ん坊を連れた母親が6組いた。おもしろくも6人の赤ん坊が泣き叫び、声がそれぞれ違ったから6組だ。

最初に泣き叫んだ赤子が刺激となり、またその刺激が呼び水を誘う。

さらに一人の母親がキレ、「どうして泣くの」って叫びはじめた。すると他の母親も…

ありゃもう集団ヒステリーだな。

その時ぼんやり思い出した。「子ども叱るな我が来た道、年寄り嗤うな我が行く道」。ウチが小さな赤子を三回は経験しているからって卓越したもの言うわけじゃなけど、なぜかこの言葉を思い出した。

そして回想。この響きの良い言葉をいつ頃、そして誰から聞いたのか、それすら覚えていないこの言葉を感じながら、自分も子どもの頃そうだったのか、また、その時に自分の親は自分を怒鳴りつけていたのだろうか。そして三回の経験それぞれを思い出し、むやみに叱っていなかったろうか、怒ってはいなかったろうか感じていた。

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僕がはじめて自殺の御遺体を見たとき

部屋の壁に血しぶきが飛び散っていた。

風呂場でリストカットしたのだけど、痛くてもがいたんだと思う。風呂場から部屋の壁まで血だらけになっていた。

次の自殺現場を見たとき、ご遺体にウジ虫が湧いていた。そしてある部分が液体になっていた。

自室での縊死。ロープ代わりにしたベルトの下にそのご遺体は横たわっていた。

車の中で亡くなっていた時も腐敗していた。もう二度と見たくないと思いながらも、つい先日も見つけた。ただしその時はお亡くなりになる前、しかしまさに自殺しようとしていた簡易宿での事だった。

警察庁が本日2日に発表したところによると、日本国内で昨年2008年の1年間に自殺した人は前年に比べ844人(2.5%)減り、自殺者 32,249だったと発表した。しかし3万人を越えるのは、1998年以来11年連続だ。

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