開店してから15年、初めて暖簾をくぐったのが12年前となる。
ここは京都の南部、歴史ある物集女街道の中間地点にある向日市。
美味いかつおのブレンドと利尻昆布の濃くあるうまい出しが、ここの蕎麦を引き締めてうまい。
今回は、いつものざる蕎麦ではなく、夏季のみ限定して出されている冷麺を記したい。
まずは、この冷麺の説明。
そば処の冷麺だから中華麺ではない。
ただしもう少しすると様子が違うことに気づくだろう。
トッピングされるのは、「錦糸卵」そして、「ハム」である。
鮮やかなキュウリも、更に添えられる、黄色いカラシも、始めてみられる方は、中華の冷麺に見える。
間違いない。
しかし、これは中華冷麺でないことが判る。
麺が日本蕎麦なのである。
恐らく、中華の冷麺の味わい方は、添えられた具と麺を一緒に頂く。そうではないか?
そして、時には数種類の具とともに麺を頂く。
同じように、ここ「にし村」の冷麺も具と一緒に頂く。
ところが、この冷麺をいただいているうちに、いつもの中華麺とは違った、新たな味わいがあることに気づいてくる。
全ての具と、日本蕎麦がこんなに引き立て合うのかと驚くのです。
例えば、「なぜこんなにキュウリと日本蕎麦がこんなに引き立て合うものなか」と、強烈に思うでしょうし、錦糸卵のまろやかさに包まれた蕎麦には優しさすら感じるのでしょう。
この夏の間に、一食如何でしょうか。
そば処 にし村
京都府向日市寺戸町中の段18-8
(向日市民会館前)
火曜定休
月曜夜休
11:30 1500
18:30 20:00
075-932-7579
駐車場は東に面して4台分あります。
お店に定食やドンブリなどもありますから基本的に昼間は忙しいです。
そば処 にし村 (そば / 東向日、西向日)
★★★★☆ 4.0