京都のラーメン店で出される醤油ラーメン。
そのほとんどの店で背脂が使用されている。
なので、「背脂ぬきで…」そうお願いしてみる。
大抵怪訝な顔をされるけれど、そうすることによってベースの味が分かるからそうしてきた。
そして、そんなことを暫く続けていると化学調味料の使用量のひどさに呆れるようになってきた。
京都のラーメンは日本一だと、京都ラーメンを自慢する人がいる。
たしかに、「天下一品」「第一旭」「横綱」など、京都に一号店がありますから、それに比例した形では全国的にも軒数は多くて誇れるほどだ。
そして、京都に住む若者のラーメン好きは抜きん出ている。
さらに、その中でどの店が旨いかなど、ラーメンSnobが噂を拡げる土壌もある。
だから否応なしに京都のラーメンは日本一だと、そんな意識が京都に定着しているのだろう、そう思う。
だけれど、京都ラーメンはこのままで良いのだろうか。
そもそも、ほとんどの場合、京風と聞かれると、あっさりとした和風のものを想像されるのではないか。
たしかに、そのようなラーメン店も京都に存在はする、しかし希少、ごく僅かなのだ。
だから、「背脂たっぷり、化学調味料もたっぷり」っという、「脂文化の味」を京都ラーメンと称えてる方に、「味が薄い」とか言われてしまう。
そして、その様な噂から繁盛しない。そんな店がある。
ここの大将、勝野松信さん、かなりまいっていて、店を閉めようかなあ、なんて言い始めたけれど、本気かもです。
小生は、このお店で出されるラーメンこそ京都ラーメンであると言いたい。「京都はダシ文化でしょうが」って事なのです。
冗談だとは思うけど、店を閉めるまでに一度は味わって欲しい。
このお店の定番中の定番、「塩ラーメン」。
一度味わって、どうぞご贔屓に。
店名は「ぱこぱこ」。
店名はダシ文化の京都風とは言えないかもしれないけれど、小生は愛して止まないお味です。
五条西小路下がる15メートル。東側に三台分のガレージがあります。
らー麺創房ぱこぱこ日本一
京都市右京区西院六反田町31-6
075-313-8585
初めまして。すまうぐ と申します。
上洛したときには、ほぼ必ずと言っていいほどぱこぱこさんに寄って塩ラーメンをいただきます(ぱこぱこさんは、日曜定休というのが旅行者にはつらいですが)。あんなにおいしいのに、いつもほとんどお客がいないというのが不思議でなりません。ホントに店閉めたりしないかとっても心配です。
すまうぐさん、こんにちは
>あんなに美味しいのに
なるほど、ホント言い当てておられます。
大将もそう思っているのかどうか、判らないのですが、きっといつかは火がついて大ブレイク!
してくれると、本当にホッとするのですが、どうしたものでしょうか。