すこし前に最終回をむかえた、ドラマ「夫婦。」
「夫婦+句点のマル」なので夫婦の終わり。つまり離婚をテーマにしているってのはタイトルから判ってた。
仕事がらこれを毎回観ながらネットの反響には驚いた。ドラマが設けた掲示板に番組の感想のみならず夫側の不満がすごいおおく書き込まれていて、いやあこれからの夫婦関係ってどうなるんだろうねぇとドキドキと、
ドラマは、そとづらのいい亭主関白の夫「太一」と典型的な内助の功タイプの妻「華」の物語。
どこにでもいるような普通の夫婦なんだけど夫婦生活25年目に様々なトラブルが生じてくるって設定。
夫婦の間で今まで互いに押し殺していた感情が、まずは妻からではじめて愛情を感じなくなった夫が他に求めて不倫が発覚するというありがちなパターンです。
探偵なら日々粛々たる出来事だけどテレビのドラマでこの設定がチョいと昔なら浮気→かけおち→殺人事件!みたいな事だったのに今じゃ浮気が原因で大喧嘩→離婚→復縁とタンタンと進む。殺人が絡むほどだった浮気がそうでもなく復縁までするというトコロが愛妻家の小生にとってはなんか解せん。
それはさておきこのドラマでは25年目に妻が不満を言ったことを引き金にして夫が浮気をしています。
特別な記念日に何かすることもなくてドラマの夫婦は何もしなかったのも離婚の原因であった事は理解できました。
しかしやはり理解できなかったのがドラマのエンディングであります。
離婚をしてそれぞれが個人の生活になり、自分を省みている中で再会。ここまではあっても、さらにお互いに惹かれ合って再び一緒になる、復縁するのです。さすがテレビドラマあり得ない。殺人事件なら被害者が生き返るような設定くらいに思えてならないのだ。
恋愛中というのは互いに気に入られたい一心となって相手を気づかい本当にやさしくも出来て会うときには随分と洋服や下着なんかにも気をつかうもんだ。ところが結婚をして出産すると愛情が分散されはじめる状況が目立つのがこの頃でタイミングが悪ければ更に恋愛から結婚生活を続ける中で変貌し滞積されたストレスも一気に噴出する。
セックスレスの原因なんてのもこの頃に起因することが離婚の原因になった事は様々な人から吐露されてきたので間違いがない。いちど離婚をして、もう一度戻るなんて事は、ドラマではあったが探偵業27年の中でも1件だけだ。つまり万にひとつは無い様なものだから、やはり愛妻家の小生としても節目節目を大切にしてゆきたいのものです(笑)