龍園

四条大宮駅と西院駅の中間地点、四条通りを北へ進むと左側にある小さなお店です。
『龍園』さんはラーメンというより餃子で人気になっているお店なのですけれど、小生はここではラーメンと餃子を頂くのが定番です。
一見、普通の醤油ラーメンに見えますが、一口飲めば懐かしい味が続きます。

スープを口に含むと、まずショウガの味を感じます。そのあとから、今度は強いコクが押し返してきます。確かに、ワンスプーンの白い粉末は2回ほど入りますが、これこそ昔ながらの京都ラーメンたる味なのであります。

そして、餃子。
目の前で、皮をうってネタを包みパレットへ一旦並べてゆく女性店主。
パレットをもって、身体を反転させたら、今度は鎖でつり上げる仕組みになっている鉄板に並べてゆきます。
鉄板の方から聞こえる音は、ジュワーではなく、ジワーッ。
しばらく待っていると、皿に盛られた餃子が目の前にやってきます。


味噌ダレを最初は少しからませて口に運べば、もっちりとした皮の食感が味わえます。
しばらく皮の食感を楽しんだら、今度は味噌だれを多めに絡ませます。
時にはラーメンの麺やスープも味わう流れも大切です。
この味噌ダレ、実は大変サラッとした後味をのこし、食後はむしろ皮の味やネタの味わいが残っているほどなのです。

皮がパリパリとした感じの餃子もよろしいのですが、ここのもちもち餃子は最高です。
そして、こちらのラーメンと合わせていただくときにこそ、このお店での総合的な味わい方が楽しめると思いますよ。
本来は餃子専門的な要素が多いのですが、小生は京都のラーメン屋さんとして贔屓にさせていただいているわけです。

龍園(りゅうえん)
京都市中京区壬生神明町1-132
075-811-7501
11:30 19:00
月定休

龍園」への1件のフィードバック

  1. なべ

    60年代後半に京都に住んでいました。
    その頃、かっぱ天国と言う餃子専門店に通っていました。
    中国人の親娘でやっていましたが、今はなくなっています。
    青春の魂の食べ物として探し続けていましたが、この龍園がそうなのではないかと気になっています。
    餃子の焼き方やタレ、写真が35年前と同じように感じました。
    女店主は60〜65歳ほどの昔美人だったでしょうか・(笑)
    東京に出て以来35年間探し続けていた店ですが、、、。

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