鮨 三中西

京都のビジネス街の中にある、町家の二階建て。
そこにかけられた暖簾だから、少し敷居を高く感じる方もおられるかも知れない。


しかし中に入れば、そんな気高さよりも、なごみや温かい空気を感じます。

さて、三中西さんのにぎりは美味しい。
それは、新鮮な近海物のネタで満載になっているショーケースを見るからだろう、そして、三中西さんの握る姿をみるから、その優しく且つキリッとしたにぎり方が余計にそう感じるようです。
そして、毎朝じっくり炊かれて甘辛のバランスが実によろしい明石ダコ。これは大きな皿の上で5席のカウンター上にあります。

三中西さんに握っていただいていると、「緊張」では無くって、「安心」する意味でカウンターに和める。
その上で、たとえば鮓コースの「月」を頼まれたら、十四ケの鮓がテンポ良く並ぶのです。
写真はあえて、これだけを掲出します。玉子と海老です。


握っていただく全てに綺麗な仕事や、細工が活かされていて目でも楽しめるのですが、さりげない会話も楽しんでいただけることと思われます。
滋賀県の日本晴れも少しブレンドして使用しておられるシャリも「京都寿司」らしさ、まろみのある昆布の香りは、店を出て1時間した頃でもほのかに口の中によみがえるのでした。

鮨 三中西
352-1838
下京区新町四条南
11:00 13:30
17:00 21:00
土日祝祭日休
カウンター5席 テーブル8席

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