金閣寺・仁和寺のカテゴリについて

若狭へと通じている周山街道を見下ろす大きな仁王門をくぐり、仁和寺の境内にはいりますと、左手には仁和寺御殿、更に奥に進むと金堂、御影堂など京都御所から移してきた建物が続き、お寺と言うよりも宮廷のような雰囲気を感じさせます。

平安時代中期に出家された、宇多法皇がこの寺に住む僧坊を営んだことから初代住職となり、その後も明治時代まで、代々の住職は法親王、つまり出家した皇子が務められ格式高い門跡寺院として栄えてきているためでもあるのでしょう。
それは、この辺り言ったの地名が御室、つまり、宇多法皇が住まれていた室を御室と呼ばれていたことにも由来しております。

その御室の桜は京都で一番遅く咲く桜。他の桜が散ったあとが出番です。
樹の高さは3メートルほどの珍しい桜。

33メートルの五重塔が最も美しく見えるのは、御室の桜に彩られるとき。まさにこの時期4月の初旬から中旬といったところでしゅうか。


私の撮る写真はこの様なアングルになります。
背の低い御室桜のピンク色、これを雲と見立てまして、ひょっこりと顔を出す塔の姿を撮影してみました。

さて、今後このカテゴリでは仁和寺の周辺なら蓮華寺さん、東は金閣寺さんから西は竜安寺さんくらいの範囲を含めて四季の彩りのそれぞれをご紹介してゆきたいと考えております。

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