伏見稲荷大社のカテゴリについて

伏見稲荷大社は、小生が信仰の真似事をするようになって、般若心経を暗唱するようになった「場所」です。
これについてはこれまでの事に記すことにしようかと思いましたが、引き延ばすような話しでもなくザッと簡単に記しますとこうです。
私、20歳の誕生日を前にして思うところがあり、100日行を行うわけです。
あっさり言うと、途切れることがない連続した100日間、伏見稲荷大社の大鳥居から稲荷山の頂上まで参拝に行くものです。
ところが、その時間が夜中から明け方にかけ人にお会いしないような時間を選んで登っているわけですから、登り始めの頃など暗いものですから正直とても怖いのです。

同じような白装束の行者に会った日には、飛び上がって逃げ帰ったことがある程です。
なので、怖さを克服できるようなもの、心強くなるものを求めていたわけです。すると、山の上に売店と言いますか、茶屋がありましてそこに「般若心経」が販売されていたのです。


それを見ますと、寝不足も続いていたからか、その「般若心経一巻」が輝いて見えましてですね、早速買い求めるわけです。
祖母が西国三十三カ所を巡礼していたときに、与えてくれた曹洞宗の経本は仏壇に仕舞い込んだままでしたから、それもどこか気になっていたのかも知れません。
そこからは、ワンフレーズずつ般若心経を唱えて山の中を走り、それからは般若心経は小生にとって大切な光の中心となったのであります。
さて、これは、二十歳の頃でしたから生温くなっている自分を恥じることもあるほどです。
なので15日には御膳谷までのお参りを続けている次第ですが、やはりもっとこう、輝ける自分を取り戻せるような感触を求めたくなってまいりました。
実にこの様に記しながらもこうやって感応させていただきますのも、ここ伏見稲荷大社のお陰なのでしょう。

今後このカテゴリでは、そんな伏見稲荷大社の不思議なところや、興味深い所、見どころなどを記します。
また、周辺の見どころや、観光でお越しになった方に、少しでもお役に立つことが出来るような食事処なども知っているお店から順に、また再度訪れてからご紹介などしてみたいと考えております。

最近になり、あの茶屋の場所を探してみました。
ところがいくら探しても茶屋が見あたりません。

意地になって探すのですが不思議なことに見つからないのです。
それに何故あんなに早い時間に開けていたのか、これもまったく不思議なところであります。

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