手の平にのっかるほど小さかった”彼”を酔っぱらった僕の懐の中に隠して家に入る。
誰が世話するのと、そんな聞き方をされたので、僕がすると言い張った。
案の定、連れ帰って世話をしたのは最初の頃だけだった。
だが時に連れ、いつも愛情を注いでくれたアンディがこの世を去りました。
今日の朝、バスタオルに包まれた彼は、もうずいぶんと冷たくなっていて、でも彼との10年間の思い出を彼を抱きながら思い出していると少し暖かくなったような気がした。
ボクの家族も涙とともに亡骸の周りを包み込んでいる。
彼の奥さん、子どもが、彼の亡骸にまとわりついて離れない、
明日は火葬、そして納骨。 ま、しっかりやります。
仰ぎ見る曇り空の下、心静かになれば、きっと楽しく走る彼が見える。この思い出を育みつづけるものは誰か! すべては自分のなかにある。
有り難う、アンディ。
アンディくんは、あのアンディガルシア(Andy Garcia)から名前をとったのです。
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