「本物の酒」に出会うまで。5

昨日の続きなんですが、これ結論から記します。これは「蕎麦」を知ってからなのです。本当に美味しいお蕎麦に出会ったのが、イコール、この「まことに温和で、かつまた どこか重厚で知的な語り口であると人に言われるようになった酒」なんですよ。

つまり、そこでお出し頂ける、蕎麦前といわれる、御酒のつまみ。合わせる酒を知りはじめてから、その様な呑み方、つまり大人のような呑み方になってきたというわけです。

蕎麦屋に入り、お酒と蕎麦前をたのみ、お蕎麦を頂く前にその空間や時間をお酒と共に味わいながら押し頂く。

美味いのが日本酒であって、つくり手の真心が念いとして変化し、その雫を一瓶とされている酒こそ、蕎麦に相応しい。

小生は、この「蕎麦」と「日本酒」の出会いを、「八海山醸造株式会社」のご招待でお泊めいただいた岡寮で知りました。

今でも、iPhoneの待ち受け画面になっている、八ツ峰が写る八海山山頂。

この写真では雪に覆われていて岩峰がハッキリと見えないが、向かって左から「地蔵岳」「不動岳」「七曜岳」「白河岳」「釈迦岳」「摩利支岳」「剣ヶ峰」「大日岳」が存在しています。

この大自然の中にある岡寮では、ここでしか呑めない純米大吟醸がある。

八海山には「純米大吟醸 金剛心」があるが、これに似たニュアンスと思える、この御酒ばかりは、本当に特別なお酒なのです。

さらに岡寮には蕎麦がある。御酒と同じような手間暇と技の集大成の蕎麦と八海山がピタリと符合した。

もちろん、日本酒に対する考え方は人それぞれだろうけど、それまでの酒は、酒のカテゴリや、味や香り云々よりも、酒の向こう側の物語を見つけてきた気がします。

わかりもしてないのに、判ったふりをしてる人から勧められるまま、気に入ったふりをして口にしてたクソみたいな酒もあった。

だが本物の酒は、自分で呑む楽しみを得る酒であって、間違っても人のうんちくを聞かされながら呑むものでは無い。

資格を持つ人に、意見を求めるときはよろしいが、あぁだこうだ言いながら呑む類と酒を呑むべきではない。いわんや、美味いか美味くないかである。

ところで、この八海山へとお導きいただいたのは、味禅というおソバ屋さんである。

一昨日の8月1日 18:30【八海山醸造 夏限定の御酒を頂く会】を開催した。美味しい蕎麦前の御料理と、八海山醸造の蔵人も参加して御酒を頂く楽しく美味しい会である。(蕎麦の味禅

さらにご紹介を続けると、この味禅さんにお酒を納められているのは、国道1号線「京都府警南警察署」の向かい側にある、「お酒の共和国サワダ」(京都市南区西九条大国町10 tel075-691-9366)さんで探求美酒というホームページでも八海山をお求めいただけますから、よろしければどうぞ。と、今回は、やや贔屓のお店を宣伝するようなところになったところで、今回は失礼致します。

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