不動山「洞昌院」さんの境内には萩が多く、古来の名称「萩の寺」として現在も親しまれています。
ご存じの通り「萩」は、冬を越しますと、枯れてしまって無残な姿になってしまうけど、また芽を出してくるエネルギッシュさがあります。
長瀞の静けさがそのままの秋萩の中を進みますとはや本堂。
小生の前を進んでおられたご婦人の大きな話し声は、きっと、下の方から聞こえていたのでしょう、境内にあがられると直ぐ声をかけられておられました。
声をおかけになったのは、ご住職らしい。
どちらから?との問いかけに、いやーもう見頃はおわりですねーと、この先はなにかあるんですかー?と足早に去る二人組のご婦人。
ご住職、そのうしろにいた小生にもお声かけをしていただく事に。
結果、小生が、ご住職の歓待をお受けする事になり有り難かった。
本堂へ上がていただいたら、すぐにご本尊前のロウソクを灯して頂き焼香の準備をいただき、ご朱印を書かせて頂くので、その間にお詣りをと促して頂いた。
般若心経を一巻、お不動さんの御真言を21反唱えさせてご住職のところへまいりますと、ちょうど苔不動のご朱印を押印していただいた時でした。
秘仏をお見せしようとご案内いただき、お厨子をひらいて頂くと、とても優しいお顔の観音様。
象牙の一本彫りとの事で、こちらでも真言をとなえ、御本尊不動明王の左右に祀られている空海さんや大日如来にお参りをさせていただいた。
その後、こちらのご住職から明日には京都の本山(智積院)へあがるとのお話しをいただき地元話にも興じさせていただく事が出来、また小生が厄年であるとのご教示を頂いた事から、幟を「信成万事」奉納させていただき、良いご縁を頂けたお参りでした。