「携帯巡礼」そのスタートのために

色いろの春が到来したら数回は行く機会があるのだけど、皆さん気ぜわしいのだろうとこちらからのお誘いも、今年は控えていたせいもある。

大好きな花見も、3月末に行った花見のみであって、それ以降は出張続き。じっと花を愛でる事など出来なかったように思う。

そんな中、近畿三十六不動尊霊場会 第12番 安岡寺を訪れた。

ここは少し小高い山の上にあって、なんとなく桜が残っているように思えたからだ。もちろんお不動さんへのお参りのため、そして今回はもう一つ理由がある。

「近畿三十六不動尊霊場会」の巡礼システム「携帯巡礼」の提供を準備しているからによる。

 「携帯巡礼」は、Yahoo!のの地図サービスを利用したスタンプラリーサービスで、36カ寺の霊場を組み合わせた巡礼ガイドに合わせて、指定の地点で位置情報を取得しながらコースをたどっていく。

現在すでにそのシステムは出来上がっているのだけど、僕の多忙にかまけて肝心の位置情報確認のすべてが出来ていない。つまりこの作業のためにすべての寺院を駆け回る必要がある。これが重きを得る。

実はこの確認作業も、今日の時点で5カ寺が済んでいる。また順に季節の写真などもアップするから見て欲しい。

近畿三十六不動尊霊場会 第12番 安岡寺

安岡寺について

ここ安岡寺は、南山と号する天台宗系の単立寺院で、如意輪観音を本尊とする。宝亀6年(775)に光仁天皇の子、開成皇子が建立したと伝えられ、本堂の背後の岡に、大般若教600巻を一石に一字書写して安置したことから、安岡寺般若院と称するようになったという。

戦国時代には、三好氏や高山氏の兵火にあい荒廃したが、江戸時代の寛文年間(17世紀後半)に良盛が再建、大日坊など4塔頭をかぞえ、大いに栄えた。しかし明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)により、現在は、本堂や鐘楼堂、院号の由来となった般若塚、青梅観音堂などとなっている。本堂には、本尊のほか愛染明王坐像、不動明王像、地蔵菩薩像などが安置され、青梅観音堂には、千手観音坐像が祀られている。

この観音坐像は青梅観音ともいわれ、真上(まがみ)にあった安正寺の本尊であったが、廃寺に伴って当寺に移された。檜の一本造りで漆箔がほどこされ、像高137cm、平安時代初期の作とみられ、昭和49年6月に国の重要文化財に指定されている。当寺で毎年2月1日に行われる大護摩供では、大峰山の行者や訪れた人々らが焼けた丸太の上を素足で歩き、無病息災や交通安全などを願う。 昭和63年2月   高槻市教育委員会 

「携帯巡礼」そのスタートのために」への1件のフィードバック

  1. 高槻のええとこブログ

    霊場安岡寺の般若塚

    近畿三十六不動尊十二番霊場の安岡寺の背後の山頂に在り、開成皇子が大般若経を一石に一字を書写し、釈迦如来、十六善神を以って作り、その経函の上に安置したもうた…

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