- 自営業者
自営業の場合、業種にもよりますが、スナックなど飲み屋で働く女性が対象となるケースが多いです。他に、主婦の場合と同じく、携帯やネットから生じた人間関係か、場合によっては近所の主婦と不貞関係に陥っているケースもあります。
このように、夫側から起因する浮気調査の実例を二つほどあげましょう。
【調査依頼者】 妻(40歳 主婦)
【調査対象者】 夫(44歳 会社員)
【調査目的】 居宅先・不貞関係の判明
【調査依頼に至る経緯】
結婚生活20年を越える夫婦。夫婦仲は悪くなかったが、いつの頃からか夫の態度が冷たくなり、ある日突然、夫は「別居する」と言い出し、家を出てしまった。何度か話し合いをするも「もう君とはやっていけない。愛情が感じられない。離婚してほしい」と言われる。居住先については、賃貸マンションを借りていると言うが、具体的には明言せず。月々の給与から生活費は渡されていたが、このままでは夫婦関係の破綻も時間の問題。夫のあまりの変貌ぶりに、妻は夫の女性関係を疑い、夫の居住先と共に不貞関係を判明させるべく、調査を依頼する事となった。【調査結果】
夫の退勤後、追跡調査を行ったところ、連日、同一のマンションに入っていく姿が確認された。その後の調査により、夫の居住室が判明したものの、玄関周りに置かれている物から、子供のいる雰囲気が感じられる。改めて朝から張り込みを実施したところ、まず夫が部屋から出て出勤し、その後、小学生の男子が出て来る。女性の外出は無かったが、同室ベランダに洗濯物を干しに出て来た女性の姿を確認する。人物調査により、同人は離婚歴のある子持ちの女性で、元々、夫の勤務先で働いていた事が判明した。夫の休日には、女性・子供と共に買い物や遊びに出かけている姿も確認され、マンション隣人には完全にひとつの家族として認識されているようであった。これらの調査結果をもとに、夫と協議を重ねるも不調に終わり、その後、裁判離婚に至った。
【調査依頼者】 妻(58歳 主婦)
【調査対象者】 夫(62歳 会社社長)
【調査目的】 不貞関係の判明
【調査依頼に至る経緯】
結婚生活30年を越え、子供は独立・結婚し孫もいる夫婦。長年、愛人の存在が見え隠れし、相手は都度事に変化しているようであった。妻は心苦しい日々を送っていたが、家庭を守るため堪え忍んできた。近年、夫名義の口座から100万円単位の多額の金銭が度々引き出されており、どうも会社のお金を含めると数千万円が私用に使われている疑いがある。その事を追求すると激昂し、ここ数年は言葉の暴力も激しくなっていて、子供が心配して母親と共に探偵社へ相談、調査依頼となった。【調査結果】
夫は会社を出て、特定の30代女性と合流、飲食店を数軒巡り、その後、2人で高級ホテルに宿泊。朝のチェックアウト時にはホテル代を含めて10数万円を女性に持たせていた。女性はその後、新幹線に乗車し関東方面に移動した。上記のような行動が複数回確認され、更に調査を進めていくと、女性は現在、関東方面に在住し、結婚していて夫も居る状態と判明。元々、高級クラブに勤めていたようで、その時分に夫と知り合った模様。夫が持ち出した金銭は全てその女性に流れており、これ以上夫婦関係の継続は困難と判断。妻は現在、夫との離婚と慰謝料請求を踏まえ、弁護士を入れて対策を講じている。
男性側の浮気の場合、ある程度女性との関係が発展すると、必ず妻側に離婚を要求し、生活費もろくに渡さなくなり、妻に対して激しい言葉の暴力を浴びせかける、といった行動が見受けられます。
また、離婚が成立していないのに、浮気相手の女性と半同棲の状態に至るケースも多いです。
自身の子供には関心が無く、浮気相手の子供は可愛がるといった、非常に矛盾した愛情の注ぎ方を平気で行う事があります。
総じて、夫・妻ともに、家庭外で不貞関係に陥った際、常識的な考えではあてはまらない無責任で身勝手な行動・言動に至るケースが多いようです。
普通に考えれば、絶対に通らないと理解できる無茶をなぜか通そうとしてしまう…家庭を持った上で発生した異性関係は、各自に異常な思考を生じさせ、倫理観などは完全に無視されるのかもしれません。
しかし、その結果、自身はもとより配偶者や次世代の親族にまで不幸を呼んでしまうという事は、実例として明確に出ています。
私たちは、これらの調査の実例から、ひとりの人間としてごく常識的に、真っ当に人生を歩まなければならないと、強く心に思う次第なのです。
おわり
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2008年9月17日 大阪さんゆクラブ 講演「家庭外での男と女」抜粋