先月の9月17日に大阪の「さんゆクラブ」さんで講演させていただいきました。
せっかく筆耕していただいたので、今日から数回に分けここに内容を抜粋して記させていただきます。
探偵社に相談される案件は、浮気調査・結婚調査・盗聴器発見調査・転居先調査など様々です。
その中で最も多いのが、浮気調査です。
未婚同士の男女が交際し、付き合っている相手以外に彼氏や彼女のような存在がある…
この場合も「浮気」と言えますが、社会的な観点からは、なんら問題のある行為ではありません。
問題となるのは、夫婦間以外での男女関係。
つまり「家庭外での男と女」の関係が、不貞関係にあたるかどうか?
この点にあります。
私たちは、仕事を通じて様々な不貞関係の成り立ち・行く末を目の当たりにしてきました。
今回は、探偵業者から見た家庭外男女関係から、浮気調査の手法、探偵業界の現状など、記してみたいと思います。
さて、端的に「浮気」という言葉から、どのようなイメージを持たれますか?
昔の言葉に「浮気は男の甲斐性」と言われるものがあります。
浮気くらいできなければ家族を守る度胸など持てない…といった意味の言葉です。
このような言葉の存在からわかるように、一般的には「浮気=男」というイメージが強いと思われます。
私たちの取り扱う浮気調査の案件でも、妻の依頼により夫の行動を調べて欲しい、というものが大半です。
しかし近年、夫からの依頼で妻を調べて欲しい、というケースが大幅に増えています。
その理由として、以下の3点が考えられます。
- コミュニケーション手段の多様化
- 専業主婦数の低下
- 女性の男性化・男性の軟弱化
項目のはじめは、具体的に携帯電話とインターネットの普及を指します。
昨今ではインターネットの普及により、在宅しながら様々な人と接点を持つ事ができるようになりました。
一昔前、女性は結婚して家庭に入ると、外で仕事をする夫に比べて、格段に異性と接点を持つ機会は少なかったものです。
ところが、現代においては女性の側から希望すれば、いとも簡単に見知らぬ男性と仲良くなれる状況が整っています。
「出会い系サイト」などは、その最たるものです。
家庭外での浮気に発展するハードルが、昔に比べて低くなっているようです。
次の項は、少子化や景気の悪化により、女性が結婚・出産後も、専業主婦とはならず職務復帰するケースが増えている事を指します。
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2008年9月17日 大阪さんゆクラブ 講演「家庭外での男と女」抜粋