秋葉原駅でメイド喫茶のチラシをうけとる。
今も世界的に有名な電気街であるのは間違いないが、やはりこのところ注目されているのはメイド喫茶、コスプレ、フィギュア、そしてアニメといったオタク文化である。
漫画の主人公のような格好をしてあるいている主役たちに目をむくのはボクくらいなものだろう、変な街だ。
秋葉原はもともとオタクの街。
いまも秋葉原のガード下には電子部品を販売している小さな店が多い。
それに、赤色回転灯に拡声器と緊急車両にしようと思えば、ここにあるし、小型発信器に小型カメラと、盗聴、盗撮に使用できるものもある。
その電気店街を反対に進むと、神田川にかかる万世橋。
かつて万世橋駅があった煉瓦塀をみながら渡りきると、町の雰囲気が一変する。
須田町から淡路町にかけては、戦災に遭わなかったため、昭和初期以前の建物や看板建築が数多く残されている。
そして、この町には食の名店が多い。
「かんだやぶそば」は、薮蕎麦本店の流れをくむ東京屈指のソバの名店。
明治13年創業の老舗で、東京都の歴史的建造物に指定された下町情緒タップリの日本家屋である。
外一のソバにクロレラ粉末を混ぜ込んだソバは有名で、色鮮やかな蕎麦に出来上がる。
「神田まつや」は、明治17年創業の江戸前そばの味を守り続ける老舗。
茨城産常陸秋そばをはじめ、青森県十和田湖産、長野県妙高産などを使用した「挽きぐるみ」で打たれる蕎麦は、香りが高く鰹だしのツユは辛口で絶妙なバランスを持っている。
また、都内唯一のあんこう鍋専門店「いせ源」に、洋風かき揚げの「松栄亭」、鶏スキヤキの「ぼたん」など、こと昼ご飯には不自由がない場所である。
さて、ここにラーメン店ができた。
「関西人が、何を言ってる」言われそうだけど、今日書くのは神田のうまいラーメン屋だ。
店の名は、「神田 磯野」。
何とも、味わい深いラーメン店だ。
以前の、「仙蕪庵」のときには、入らなかったのでわからないけれど、京都の「ぱこぱこ」を思い出させる味わい、是非、勝野のオヤジさんにも食べさせてやりたいと思ったよ。