被害に遭わないためにつくっておきたい親と子どものルール

前回の、「外で気をつけること、そして被害に遭いそうになったときには」からの続きです。

さて今回は、小学生や幼少期の子どもと、その親がつくっておくべきルールについて記します。
「いつもと同じ場所だから」「いつも遊んでいる子だから」と、いう子どもの言動を信じることは、親の過信であると考えるべきで、事件につながってしまうこともあります。

友達の家で遊ぶ場合でも、「いあ着きました」「これから帰ります」などの電話を入れるなどのルールづくりが必要です。また、お母さん同士のコミュニケーションも大切で、「今から車で送ります」などといった連絡をとるために、子ども同士が友達であれば携帯電話番号を教えあっておくことも大切です。

ひとりで出かけたり、遊びに行ったりする場合、次の5つのルールは絶対に守らせましょう。

  • だれと遊ぶのかを伝える
  • どこで遊ぶのかを伝える
  • 何時ごろ帰ってくるのかを伝える
  • 「いま着いたよ」の電話をさせる
  • 「これから帰ります」の電話をさせる

これらは、特に幼少期のしつけに影響される問題でもあり、あなたのお子さんがまだ幼少期なら次の事柄を実践しておくと良いでしょう。

  • 子どもに自分の前をあるかせる
  • 子どもが走り出したらすぐにつかまえる
  • トイレは一緒に行く
  • エレベーターの中では必ず手をつなぐ

これらを実践しておられる親御さんは、案外少ないもの。この頃からの実践が行えていない場合、小学生などではいままでに書いてきたような、児童がかかえるリスクを回避してゆくには相当の努力が必要です。

さて現在、子どもを取り巻く環境は、我々の時とはまったく様変わりしております。
特に、幼少期の子どもや小学生をねたった犯罪は、毎日のように起きている現実があります。
かといって、いままで書いてきたような、防犯的な考え方に、がんじがらめになっていては、親御様の思うような子育てとならないのも考えものです。
しかしこれのコントロールをするところが、現代の親の役目と言えるのではないでしょうか。

事件が起こってからでは遅いのです。
いまの子どもには、子どもの防犯対策が生活の一部となっているべきですし、これをもとに子どもが成長、自立してゆくプロセスを進むのも現代の特徴と言えるでしょう。

子どもをも巻き込む犯罪は、年々と多様化していて、地域やケースはさまざまです。
だからこそ、お子さんのタイプ、発達段階に応じた防犯対策も必要になってくるのです。
まずは、ご家庭のある地域、子どもさん、ご家族をみなおされて、できることから始められて下さい。

ご提案:もしもこれから引越をお考えの場合、引越し先でのお子様の安全を守るため、事前に教育・学校関係の実態調査を行う、お引越し先の調査のサービスを利用されることをお勧めします。

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