前回の、延命院のエントリーでは、『日本人は、昔から、特定の場所にさまざまな思いをこめて、そこを「聖地」として崇め、大切にして暮らしてきました。』と記しましたが、ここ大聖山 真福寺では、あらためて聖地の考え方を思いなおす機会となりました。
お参りが出来なかったのです。
理由は、おそらく奥様のコミュニティーか何かの会合の時であったのでしょう、お堂を大勢の女性が占めておられ、その中にご住職らしきがおられた。
おって、お参りは外からさせていただき、ご本尊ともお会いできませんでした。
聖地が、なぜ聖域・霊場として信仰されてきたのか、小生にとっての聖域は霊場のお堂であるけれど、この外からのお参りも、実際にたたずんで想念いたしますと、心静かに穏やかになってくる。
聖地にはさまざまあります。「庶民の聖地」「神道の聖地」「山岳修験の聖地」や、個々の聖地、個々の聖域があります。
そして、このお寺のような、身近なコミュニティーとしての聖地。これこそ、本来のお寺の姿だったのかもしれません。
住所:神奈川県横浜市保土ヶ谷区和田 2-8-3
電話:045-231-4935