日本人は、昔から、特定の場所にさまざまな思いをこめて、そこを「聖地」として崇め、大切にして暮らしてきました。
成田山横浜別院もそのひとつ。
成田山は、大本山成田山新勝寺(関東三十六不動尊霊場36番札所)のもと、8つの別院があり、この成田山横浜別院もそのひとつとなります。
このように、成田詣でをする方の聖地は、全国にあり
野毛山不動尊の名で知られる「成田山延命院」は、明治初期に大本山成田山新勝寺の横浜別院として建立されています。
延命院のご本尊不動明王は、理源大師の作で、成田山中興の祖、照範上人が徳川家から祈願を懇嘱されたさい、祈願の本尊として賜ったとされ、300有余年は、成田山塔内に奉安され、この別院開創(明治3年)にあたり、勧請されています。
さて、小生が訪れたのは丁度、初不動のおりでした。
野毛山不動尊ご詠歌の「ありがたや 成田み山に まいみるは ごまのけむりに あうぞ うれしき」のとおりの表情をされた信者さんが次から次に訪れてきます。
ここ横浜別院が聖地であると感じさせていただき、小生にも聖地の実感を与えていただけたのでした。
蛇足ですが、きっと、こちらへ夜にお参りをすることはない。だから、小生には縁がないと思うけれど、この本堂からの夜景はきれいだろうと思う。みなとみらいとか見渡せる。いつか行ってみたいとは思うが、相手もおらんわな。
住所:神奈川県横浜市西区宮崎町30
電話:045-231-4935