やわらかな桜葉がひらひらと舞う空の中、全体が桜色に染まった心地よい春風に吹かれながら坂を登ってゆきました。曼殊院の勅使門を左に折れますと写真の風景がありました。庫裡から入る玄関への道です。
この辺りと申しますのは、まことに田園に囲まれておりまして、ここに至るまでにも様々な見どころもあります。例えば辨財天の祠あたりには桜も満開を迎えております。
中にはいると枯山水のお庭。
写真の奥に「滝石」がありますがお判りになるでしょうか。
白砂の水が流れ出て、滝の前の水分石(みずわけいし)から広がって、鶴島と亀島とがあり、鶴島の御用の松は樹齢四百年。鶴をかたどる松の根本にはキリシタン灯籠があります。別れております。