今日は、15日で月参りの日。
すごい雨と風だったのに、ガレージに車を止めると雨は上がった。
その帰り道、いつもの事ながらおなかが減ったので、たまに行く中華へ。
ここの名物は、本来、皿うどん。だが、チャンポンも美味い。それなのに京都のチャンポン屋さんとして、この「京都のちゃんぽんカテゴリ」からもれているのに気づいた。
そこで、今回はこのお店のチャンポンについて。
いつかも書いたけど、ちゃんぽんのルーツは、福建料理の「湯肉絲麺」(トンニイ シイメン)。
福建省はアモイに訪れてこのラーメンを頂いたとき、正直なところチャンポンのルーツだとは思えませんでした。
麺を主体としたあっさりスープだったからです。(具材は 豚肉、椎茸、タケノコ、ネギ)
ところが、今までこの「京都のちゃんぽんカテゴリ」でご紹介させていただいた何れのチャンポンも、濃いめのスープ、豊富な具、独自のコシある麺。
これらはいずれも、日本にきて長崎の地で創作され、全国に広まってきた料理と言えましょう。
まさに、ちゃんぽんは「和」と「中華」の融合であって日本の中華料理と言えようかと思います。
さて、今回ご紹介するのは少し違います。
あっさりとしていて、福建のチャンポン「湯肉絲麺」を彷彿とさせるのかもしれません。
野菜をはじめ海老や豚肉・イカなど具材は豊富なのに、何故か薄味に感じが、しっかり味わい深い。
それにこの麺が太いから、この出汁の利いたスープがからみついてうまいのです。
このお店、先ほど価格の安さを記したが、チープという意味ではなくてリーズナブルの意味。
メニューもチャンポン以外に、皿うどんをはじめとして中華メニューが充実していて、学生街のせいか、なんといっても、価格の安さは京都一。
その値段より数倍の値打ちを出している京都らしいチャンポンと言えるだろう。お勧めです。
西海
京都市伏見区深草キトロ町33−7
075-642-6161