新宿西口の「思いで横町」は、こぢんまりとした呑み屋が軒を重ねていて、行き交う人が道をゆずりあう50mほどの小空間である。
そこに、豚の生モツをはじめ、カエル、サンショウウオなど、いかにも精が付きそうな珍品が出されるお店がありまして。という話です。
その名は朝起。
あさだちと読むこのお店は、横町の中でも、特に面白い店ではないかと思う。
「食べ物はね、自然に近い方がいいんだよ。冷凍食品とか農薬漬けの野菜とか食べてるから体を壊すんだ。蛇でもトカゲでも野生の動物や植物の生命力はすごいだろ。それからエネルギーをいただくんだよ」とコウちゃんはいう。
イモリもカエルも、店で出されるユニークな食材は、日光・秩父などの野山を駆け回ってとってきたものばかり!という究極の自然食。
もちろんブタのモツでさえも、すべて特別ルートで仕入れられるから、いつだって「生」で食べられる。
生は、豚の金玉。
豚の脳みそは、ショウガやにんにくの薬味がきいていて酒の肴にもいい。
豚金は男性ホルモン、小袋は女性ホルモンの増進にとてもいい。
モツは、ご存じの通り臓物の「物」の意味。
関西で言う「ホルモン」は、もともと捨てていたところから「放るもん」であり、その内臓の略からきたといわれるが、放ってしまうなんてモッタイないのだ。
普通の肉よりも内臓の方が、栄養価が高く味も良い。
レバーなど、内臓にはビタミン類が多く含まれていて、ビタミンAやビタミンB類が豊富で肝臓の疲れや貧血には最適の食品とも言われてるんだ。
実際、ライオンだって獲物の内臓しか食べないのも有名な話しだな。
日本や中国の民間療法も、自分の悪いところと同じものを食べると良い!みたいな思想もある。
肝臓の悪い人はレバー、心臓の弱い人はハツというわけだ。
つまりぼくは、コウちゃんのいる、このお店を愛して止まないのである。
mixiの朝起コミュニティの管理人は小生です、お店で会えたらお声かけ下さい。
朝起
東京都新宿区西新宿1-2-14
03-3342-1083
12:00 23:00
あさだちを初体験
お昼には昼休み中のサラリーマンが。夜は会社帰りのサラリーマンが。また昼間には深い事情があるのか、飲んだくれているサラリーマンが。とにかくサラリーマンで年がら年中賑わっている思い出横丁。
そんなサラリーマンが「明日への活力」を求めて集まるのが今回お邪魔したお店、朝起(あさだち)。珍品スタミナ料理の店を謳っているだけあって、あっと驚く珍品料理の数々が!
そんな珍品料理におんな二人はどう挑むのか!
朝起(あさだち)@新宿。
結婚式の美しいエントリの後にふさわしくない気がしないでもないが、事実なのでしょ…