さて、今回は全くの小生流、京都で蕎麦店を選ぶ為の小ワザのご紹介です。最近ムカシの少し写真を屋根裏から掘り起こしておりまして、そこで随分前に行った長野県のお蕎麦屋さんに飾ってあった「食べ方」が出来てきました。そしてこう書いてあるのです。
- 食前酒を少々たしなむべし
- うどん三本蕎麦六本のことわざ通り一口分のそばは五、六本とすべし
- 一箸目は蕎麦のみを味わい、二箸目は薬味を使わずつけ汁をつけて食べ、つゆの個性を味わい、三箸目以降は薬味を使って本格的に味わうべし
- つけ汁がうすまらないよう蕎麦千代口に入れるつけ汁は、少量入れてつぎ足すべし
- 蕎麦はあまり噛まずに喉越しで楽しむべし
- 中割りをすべし
- 蕎麦の最後を締めくくる蕎麦湯は個々の流儀で味わうべし
これが蕎麦を楽しむ方法と読めば、確かにそうですが、しかし京都で蕎麦店に入る前、とりわけ京都のお店をどうやって選ぶのかと考えたわけです。
特にこの京都。
近畿の方ならいざしも、ほとんど蕎麦には縁がなさそうだと思われがちで、おつれすると大抵ビックリされます。もっとも、「京都で一番おいしい店はどこか」と聞かれても、おすすめの店ならご紹介しますが、おいしいかどうかは行って決めましょうというのです。
第一感想を言うのは「蕎麦を食べる」その人、求められる感覚や個性など実際に訪ねて口にして頂かないと判らない為です。
とはいっても、これだけ蕎麦屋さんも多くなってきますと、ある観光にお越しになった方にも、ほとんどが常連がお客さんという、京都の美味い蕎麦を味わって欲しいもの。
そこで今回は三つのポイントに分けて、小生なりで恐縮ですが京都で蕎麦を楽しむ方法を記してみます。
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- 京都の蕎麦店選びは難しい事を知ろう
その上で、わざわざ食べるお蕎麦ならば、やはりいって良かったと思えるお店に行かねばなりません。また、京都の蕎麦屋で美味いところは、大体において判りづらいところにあるから、偶然に見つけることなどほとんど難しい。
石臼挽きで自家製粉、手打ちでなどポイントで選択するなど、まずはならインターネットで調べるのも手だと思う。また、僕が今までにエントリーした中で京都のオススメ蕎麦屋さんなら8店ありますから、もしも参考になればと次のリンク記しておきます。
なお、上記の八店は全てが石臼自家製粉で手打ちと言うわけではありません。
しかし蕎麦店はトータルで選んでいます。これについては又のちに記しますが、全てを含んで京都のオススメ蕎麦屋なのが上記のお店というわけです。
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- 京都の蕎麦巡りは1日1軒にしよう。
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- 蕎麦屋のオヤジも味わおう。
シャイと言っては叱られるので、まあ感性豊かと言うべきでしょうか、蕎麦についてはもちろんだけど、手打ち蕎麦 かね井の京町屋は周囲の京都的な平屋建ての中心になっていて、オヤジのみならずオカミサンさんもとても感性的で、時間さえずらしてゆけば平和な気分になれる。平和なら手打ち蕎麦 遠来のオヤジは饂飩も希に踏んでくれる気分の良くなるお店(オヤジ)だ。
さて、ここまで書いてから気がついたのですが、このエントリーは小生の好みのお店をご紹介しているエントリーとなった様だ、申し訳ない。
ただ小生の場合、いくら手軽な蕎麦とはいえ、この3つが行える時間や、時間の余裕がない方はお店にお連れしていません。結果としてお連れする人にも良い思い出にならないためです。だからこそ、是非この三つポイントをもって向かっていただきたい、そう思うのです。
そうやって選んで行けば、京都で食べるその蕎麦店のほとんどでその五味を越えること、間違いなしです。