千如寺 宝池坊 (九州36不動霊場めぐり 28番札所 )

この道。随分とに尾行して通った事があるなあ等と思い出し、何の件だったかと記憶を辿るが思い出せない。

小生は、この九州三十六不動尊めぐりを逆打ちしておりますから、佐賀市から福岡市早良区に向けて国道263号線を北上する。そうすれば三瀬峠を越えてゆくことになる。

機会があれば、是非行かれてみると良いと思うのは、良い気が満ちていて、幽遠さというか何とも軽快な気分になれるから。
そば街道と言われるほど蕎麦専門店が建ち並んでるから、食事するにも楽しみが増えましょう。

さて良い気の流れる道は続いて、更なる幽遠な山道を進んで30分ほど。
いよいよ、その気の根源たる「雷山 千如寺」に到着いたします。

雷山は標高955,4メートル。

ほぼ頂上まで自動車で登ることが出来る山ですが、その中腹に白壁に囲まれた大伽藍がみえてきて、東側には山門の跡がありますが、現在の北側に山門が開かれております。

駐車場に車を止め、伽藍の方を見ればその向こう側に雷山を見ながら、その山門をくぐれば、正面に聖天堂の参道があって、右側の庭には福岡県の天然記念物に指定されている楓の大木。

参道を進んで行くと、右側に本堂があります。
千手観音坐像を本尊に、不動明王坐像と毘沙門天像が左右に侍し、その外側に吉祥天像と辨財天像が安置されておりました。


さて、聖天堂の前から、右に折れて石段を登れば観音堂。
観音堂は、内陣・外陣にわかれていて、内陣に入れば本尊丈六千手千眼観音立像にまみえることができます。
左右に持国天・多聞天の二天像が侍し、二十八部衆がとりまいています。

そして、お目当てのお不動さんはここにおられます。
平安時代後期作の像高98,5センチ
国宝観音さまの前に立たれているお不動さんは、なんとも優しく、そして厳しい尊厳あるお姿です。
二十八部衆をめぐりながら、千手千眼像の背後にまわれば、千如寺開山清賀上人が厨子中に安置されています。

拝し終わって、観音堂から回廊を降って客殿をつたえば、羅漢様にお出迎えいただけました。

自分に似ている羅漢様もおられれば、そうでもない羅漢様もおられる。
似ている羅漢様は自分の理想とする姿、つまり目指すべく悟りの姿であって、似ていない羅漢というのは、さもすれば向き合いたくない自分なのではないか。羅漢様を拝しながらで思えてきたのです。

羅漢様の事は修行を積んで悟りに達したお姿と小生は理解しておりますが、様々なお姿を、やはり改めて拝しておりまして、今振り返りますと先日のエントリーしたような事もありますが、何よりも新しい年を迎えた初めての月でした。

新しい心構えをもって迎えなければならなかったが、どうだったか。
どうスタートしているのかと検証ししつつも、いよいよ五十の年相応を目指しながら若さを持ってすすみたい。


第28番
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〒819-1145
福岡県前原市雷山626
092-323-3547

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