伊丹空港の新しい名所 – 空港銘酒蔵 –

急いでいたのは、中国道の豊中インターチェンジを出てから「空港口」交差点が渋滞していたから。
いつもの裏道を通ったというのに今日の渋滞はひどかった。

昨夜のうちにウェブチェックインしてなかったら、「あいにくご搭乗できません」とJALのグランドスタッフに言わせてしまったに違いない。

それでも階段を駆け上がって保安検査場へ猛ダッシュ。

ところが、何かが見えた。…酒…、銘酒…?

自分でも呆れたが、気づけば、もう店の前に立って「空港銘酒蔵」の看板を見上げていた。


空港の保安検査場まであと少しなのに、この「酒」って一文字に足止めされたわけだ。

そして、看板を見上げていると同時に携帯電話の「時計」も見た。あと2分もある!

そう思えたのです。

あたりを見回しながら、まず、「このお店っていつ出来たんですか?」と聞くと、まだ1週間と少し、今年の16日オープンしたとか聞きつつも「お酒がたくさんありますね」等と意味のない質問をしながら、まわりをキョロキョロする。

どうやら近畿地方の「兵庫県」「大阪府」「京都府」「滋賀県」「奈良県」の2府4県から地酒を揃えてある様子。

そして、目ではすでに手はお酒を選択しながら硬貨をまさぐっていた。
呑んでやる。


盃をいれて百円硬貨を投入。

目に付く酒は他にも様々で、銘酒蔵が厳選した地酒が整頓されているが、月桂冠は一番飲み慣れているから、混ざっていれば判るからと選んだもの。


日本酒の瓶から盃まで、どんな仕組みで酒が運ばれるのか、どうせ混ざるんだろうなとの猜疑心によるものだったが、その心を見透かされたように、こう説明を受けた。

「それぞれ別々のチューブで盃に注がれるから、お味が混ざることはありません」

そこで、また感激!したので、もう100円。
うまい!


そして、もう100円と思ったとき「小生の理性」が大声を出して叫んだ。

「グランドスタッフのお姉さんに迷惑は掛けられない」

そしてなんとか保安検査場に飛び込んだわけですけども、今でもずっと後ろ髪は引かれたまま、また行きたい、と今でも思っている伊丹空港の新しい!酩(酊)所なのであります。

大阪国際空港(伊丹空港) 空港銘酒蔵
場  所:伊丹空港北ターミナル2階出発ロビー
営業時間:8:00〜20:00
電話番号:06-6856-6874

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