京都的桜観賞法

桜の季節となった。ここ京都にも様々な桜たちが名乗りを挙げてくるから頼もしい。

ご存じの通り京都は盆地。うまい具合に上空の空気と地上の空気が上空三百メートルの逆転層をつくり、小鳥や虫が過ごしやすい環境を古来から豊かな自然を育んできた。特に山すそでは山桜が自生して桜の名所といわれる場所は街中も含めると30カ所ほどあろうか、桜開花情報にも紹介されていました。

一般的に京都に観光でこられて桜見を行うなら、紫野 和久傳で、鯛ちらしの二段を頼んでおいて鴨川あたりに腰掛けて桜の花の下でおもたせを楽しむというのも一興です。
 

紫野 和久傳(むらさきの わくでん)
 堺町店:中京区堺町通御池下ル東側 電話:075-223-3600
 鯛ちらし二段のおもたせ:4725円
 前日の17時までの予約がベター受け取りは10:30〜19:30
 賞味期間6時間、月曜はお弁当のみお休み

さて、桜といえばエドヒガンザクラとオオシマザクラの交配種。

江戸桜の別称からもわかるように、東京の染井(現在の東京都豊島区、染井霊園が有名)で売り出されたソメイヨシノは、挿し木や接ぎ木という方法で全国にもクローン化で植樹されてきたように京都でも広まってきています。
「花は桜木、人は武士」同じ時期に揃ってパット咲き、パット散るスタイルが特に受けて伝わってきたのでしょう。

「京都らしい桜」という観点で考えるなら、京都御苑の左近の桜か、円山公園の枝垂桜、あるいは祗園は巽橋の桜となるのかと思われます。

お雛祭りの雛飾りセットにある桜橘はこの左近の桜と対象にある右近の橘を模しているわけであり、「天皇陛下は東京に遊びに行ったはる」と心底思っている京都人らしさを感じるし、神域めいたという点では祇園祭、八坂神社近くでもある円山公園の枝垂れ桜、京都モノのドラマでは必ずといっていいほど舞妓さんと登場する巽橋。
その橋沿いの枝垂れ桜です。

ところが京都人は、この桜はこのような美しさだけでは満足しない貪欲さを持っているようです。
京都の桜は、その名所のそれぞれが桜守といわれる職人によって、また歴史や地域の逸話など様々な要素を持ってこそ満足しているためかもしれません。

そこでここでは視点を違えて、京都人の桜見物の方法や穴場を追々ご紹介してゆこうかと思っているわけです。

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