2006年秋 近畿三十六不動尊霊場会法要

近畿三十六不動尊霊場会、秋の法要は京都は岩屋寺で執り行われました。

日時:2006年10月25日 水曜日

   10:30 〜 14:00

場所:第24番霊場 神遊山 金地院 岩屋寺

   10:30 岩屋寺 茶室

   11:00 法要 岩屋寺本堂

   12:30 昼食 懇親会

大須賀珠心住職入場

法要開始

堂内法要風景、参加者は、先達27名、ご寺院から44名の法要でした。

秘仏である本尊の不動明王は智証大師の作と言われ四十七士の討ち入りで知られる大石良雄の念持仏です。

京都市左京区鹿ケ谷の中国人の水墨画家、王石明さん(48)が24日、竜やハスの花を描いたふすま絵を、山科区西野山の曹洞宗岩屋寺に寄贈した。制作を依頼した大須賀珠心住職(61)は躍動的な絵に「動と静の対比、柔軟性と強さなど禅の精神に近いものを感じる。寺宝として、多くの方に見てもらいたい」と喜んでいる。

 王さんは6歳で水墨画を描き始め、1987年に来日して日本画を研究した。その後、動物や植物、抽象的な水墨画を京都で描き続け、国内外で個展を開いている。大須賀住職は、王さんが描いた馬の水墨画を見て感動し、寺に飾るふすま絵として、本尊の不動明王と関係が深い竜と極楽浄土を象徴するハスを描いてくれるように依頼した。

 本堂に飾られた「双竜吸珠」は高さが約1・7メートル、幅はふすま6枚を合わせて約4・5メートルある。若い竜と老いた竜が宝珠を取り合い、雲が渦巻く様子を生き生きと描いている。庫裏の「水殿風来」は高さ約1・7メートル、幅約2・8メートルのふすま1枚に、池に咲くハスの花を描き、大きな葉に濃淡をつけて奥行きを持たせている。
 王さんは「お寺で後世まで残ることを誇りに思う。京都で約20年間活動した成果を、このように還元できてよかった」と話していた。-2006/10/25 京都新聞 朝刊-

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