広東料理 糸仙

京都の花街は、祗園甲部、祗園東、島原、先斗町、宮川町、そしてこの上七軒の6ヶ所。
路地を入ってそのまた奥にこのお店はあります。
暖簾がなあるから判りますが、無ければ普通の町家です。

その暖簾を上げて玄関の扉をあけますと、目の前に一段上がったお座敷とカウンターがあり、厨房の方から、ご主人の内海さんの振るお鍋の音、包丁を動かす音が聞こえて食欲が湧いてきます。

このお店のオープンは、昭和50年代と近くの人は言います。
足繁く通っていたのは昭和60年代、歴史を感じます。

さて、このお店、ご主人のつくる広東料理は、どれも見かけは圧倒的なシンプルさをもっています。
味についても、刺激的な香辛料類、ニンニクやショウガ、ごま油も殆ど使われません。

今回の注文は、炒飯・チンジャオ・カニ玉・焼麺。
玉子、チャーシューネギが入った炒飯は、とてもさらしとした食感で美味ぁい!の一言。
カニ玉は、カニ身はもちろん、玉ネギからも自然味を感じ、まわりの餡が旨さを引き出しています。

チンジャオや焼麺は是非一人で楽しんでいただきたいものです。
なお、ビールのあてには、エビ天が最高です。

  

●京都市上京区今出川通七本松西入ル真盛町729-16
電話:075-463-8172
営業:17:00〜20:30オーダーストップ(店に入るのは20時までとした方が礼儀かと思われます)
予約:入れた方がよろしいです。
席:カウンター5席、座敷4人掛け×2
金:殆ど全ての料理が千円以内です。

ここより美味い炒飯を出す店があれば、是非お教えいただきたいものであります。

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