お父さん・お母さん。この呼び方で夫のことを、妻のことを呼ぶことについて考えますと、夫婦間に対する新鮮な刺激を得ることが出来ないように思います。
前回この様なことを記しましたが、様々なご夫婦とカウンセリングの場面でお顔を会わさせていただくと、この呼び方が実に多い事に気づきます。
確かに夫婦の間に子どもを授かったならば母親であり父親である事に違いはなく、尊重し合うというか自然と夫婦間において呼称が定着してくるのです。これ少しは微笑ましくは思えるのです。
昔から、日本ではその様な習慣というような感じであるためです。
しかし改めて考えますと本当にこれで良いのかと思えてまいります。
単純な話し、こうなってきますと妻から見ればお父さんである以上、男として感じることが出来るか、また、夫から見ればお母さんである以上、女と感じることが出来るかです。セクシー夫や妻からセクシーさを感じることが出来るかという事に不安を覚えるのです。
もちろん、子どもの前と夫婦だけの時とは頭を切り替えている。そんな人もおられるでしょう。けれど、お父さん・お母さんと呼び続けてゆく習慣を重ねているうちに、きっと夫からは『男』を、また妻からは『女』を感じなくなる。すると刺激のない日々に益々と刺激のない日々は重なり、夫や妻に魅力を感じない、お互いにつまらない関係の夫婦が生じてくるように思えてくるのです。
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