中国料理では四川や北京、広東や蘇州と各地方名が冠された料理があります。
日本に入ればそれが「日本風中華料理」とか「京都風中華料理」などに分かれ特色が出てくるようになります。
インド料理なのに中華の話しなのは、ここ京都に限らず日本のインド料理店というのは、ほとんど「北インド宮廷料理」であるから、それを総じてイメージさせているような感覚がある点を記しておきたいがため。
日本のインド料理は、インドのタミル人が日常食べているものではないのです。
かといって、日本のインド料理で出されるような、肉や油類が多用されて脂肪分も多い料理を毎日食べることが出来るでしょうか。
しかし、今回ご紹介する南インド料理なら毎日でも食べることが出来ます。
「南インド料理のティラガ」でお出しいただく料理は、本物のスパイスを使用した南インド料理のお店だから、毎日でも食べることが出来るのです。
既に、ランチは何度もそのスパイスの香りや芳醇さを楽しんでいるところですが、今夜はディナー
現在のところ知っている人も少なくて有名なお店ではないけれど、将来は京都の名店(大阪は都島が本店ですが)として定着するだろうという希望的予測からご紹介というわけです。
そもそもこのお店では食べるランチは毎日でも大変な美味。
店長の、スプラマニヤンは、16年間日本のインド料理レストランに勤めつつも、本格的な南インド家庭料理をいかにお出しするかと研究してきたと言います。
このお店で出される料理のすべては、スパイス感たっぷりの、北インド宮廷料理と、健康に良い野菜をふんだんに使用した南インド家庭料理です。
そして、とりわけて料理長考案のナンはうまい。
「The route to a person`s heart is through the stomach」
(人に喜んでもらうには、食べてもらうこと)
この諺の通り、「自分で料理したものを大切なお客様に食べていただき、喜んでもらうことをとても重要に考えていること」が伝わます。
タンドリーは、いかに京都とはいえどもナイフフォークよりは、やはり手で食べる方がよろしいように思います。
ごめんなさい。
何度、撮影し直してもこのカレーの持っている本来の色、本当に綺麗な緑色なのに旨くとれませんので2枚掲出しておきます。
場所は、JR二条駅(千本三条)からなら徒歩で15分、阪急四条大宮駅からなら徒歩3分
阪急なら四条大宮駅の北出口を上がって「りそな銀行」沿いに千本三条交差点方向へ、途中「鉄板28号」があり越えたらすぐ。
電話:075-821-1250
営業:launch 11:30〜15:00(last order 14:30)
dinner 17:30〜23:00(last order 22:30)
お値段は、ランチですとほぼ千円でお釣りが来ます。
ディナーは最高のコースでも四千円。
インド人の性質を最も的確に表した諺を思い起こさせてくれる店です。
なお、お店のオーナーはインドの方、酒呑んでギャーギャー騒ぐのはやめましょう。
タミル人で日本語を話せる人と多数で会えるお店でもあります。
インドとの交流やビジネス(IT系)を求める方にもバッチリなお店です。
そうそ、最近、究極のカレーラーメンが出来たそうで、詳しくはスブラマニアンに聞いてみてね。