薫風

大阪府の堺市には、私共の相談室もございます。
いつもは泊まりとなる事が多いのですが、ここのところ暫くのあいだは日帰りで。それも数日目となりました。
そこで、以前から美味しいと思ったお店などを再訪してご紹介しようと。

そこで今回はまず餃子。ここのは最高に旨いのですよ。

まず、一人前7個の焼き餃子を一気に七個の大人食い。

これをこの店で行うのが、密かな楽しみであるのですが、今のところは未経験。たいてい三個まで。

内心はウズウズしていて、今度こそ一人で行ったときにチャレンジしよう、そう思っていてもまだ経験できないのです。

さて、堺銀座街にあるこのお店。
堺市民なら知らない方の方が、少ないほど有名で、餃子と言えば薫風なのではないか。
これは堺東の高島屋や難波の高島屋でも持ち帰り専用として販売されて為でもあろう。

しかし、ご主人の原さんが調理されるからこそ、そして、奥様がおられるからこそである。つまり、余程調理方法に自信のある御仁でない限り、この美味さは店内でしか味わえないってことだ。

上の写真は、持ち帰り用を自宅で焼いたものです

ところで小生は現在45歳。
正直な話し、この年になってくると餃子なんて脂っこいものはイヤなんです。これは、変なアブラとかを調子に乗って身体に入れると、あとになってからスンゲェつらい身体になるからなんです。何となく、胃のあたりがもたれたり、胸やけしたり、ゲップが出はじめたりと最悪なんですよね。

ところが、ここのはダイジョウブ!
いつもは、焼き餃子を2人前、ゆで餃子を2人前、蒸し餃子を1人前、と合計5人前を平らげるのだけど、まったく問題なしで更に注文したくなるほどなのです。

そして、これが実際にお店で撮った写真です。まずは、蒸しから。
写真でもお判りの通り、白菜もカボチャも、そして餃子本体も均等に蒸されているから全てを美味しく頂くことが出来るのです。


そして、ゆで餃子。
一般的に水餃子と言われるこの一品は、茹で上げられる行程の中で皮のモチモチ感が随分と発達するのだろう、歯ごたえとした触りが何とも良くって、上海のお気に入り餃子専門店の味を一瞬で打ち消されて以降、わざわざその店で食べ直したけれどこちらの方が断然美味かった。


上海の美味さを日本の料理と比較するなと上海の朋友に叱られそうだけど、あんこもタレも、皮も焼き加減も、茹で加減も、そして蒸し加減も、全て考慮の上で美味かったんだ。それにこればかりは、対面販売のように距離を感じない和の接客に因るものもあるんだから仕方ない。

さてさて、まあ、かく言う小生。
このお店には昼間しか行ったことがありません。だからこの店の本質を理解してないって謙虚な自覚もございます。

つまりですね、何と言っても酒のアテメニューが豊富なのですよ。

その酒の一部、酒の肴を少しだけ記しておきますけれど、もうこれだけでヨダレものです。

まずは、メニューの上から、「宇和島のジャコ天」「タタミイワシ」「高知の姫カツオ」「丸干しイカの軽あぶり」「キムチ餃子鍋」。
次のお酒、それも焼酎の一部だけをみましても、「天の刻印」「兼八」「丸西」「さつま兵六」に「爆弾ハナタレ」とマニアックに豊富。
それにお酒の後の「梅御飯」。これなどとても美味そうなのに、全て味わっていないのです。

まあこれはこの辺りに泊まる事になっても、どなたかとご一緒に夜は餃子で締めくくりましょう、なんて、そう思ったときにはもう閉店(〜22:00)しておりまして、いやあ、未踏の地、はるか彼方。

なかなか上手く行かないものですなあ。
堺の方にも餃子好きがおられましょう、羨ましい限りであります。

薫風 (餃子)
堺市堺区中瓦町1-3-6 エンショービル・1F
072-224-2147
14:00 22:00
日休

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