今回はまずこのカテゴリ、「そば」についての変更のお知らせです。
実は、前回ご紹介した手打ち蕎麦 遠来、そしてかね井さんのご紹介以来、そのご紹介の範囲を変更しようと思っていたのです。
遠来さんでは、うどんと蕎麦が両立していたし、かね井さんのように一品も豊富で京都らしさを醸し出す雰囲気のお店とをこのカテゴリに入れた以上、恐らく範囲に入れなかっただろう昔からのおソバ屋さん。つまり、萬寿亭橘さんや、河道屋さん、ゑびやさんや、尾張屋さんに有喜屋さん、それに藪系、大黒屋さんなども範囲に入れ、さらに純粋な蕎麦店以外もご紹介しようという変更です。
特に最近頂いたメール「そばと京都を一緒に楽しめるお店」という内容、つまり、出汁文化の京都でこしらえられる京都の蕎麦を、京都らしい場所で一緒に味わいたいと言われるご質問のメールを頂き、これは、なるほどなあと、その様に思ったためです。
ですから先ほどに記しましたような老舗系のお店ならば、京都らしいお庭なども楽しめます。それこそ時期さえ逢うならば四季折々の彩りに満たされたお庭なのかも知れません。
ならばこれらお勧めできる、四季折々を楽しめたり、少し他のエッセンスも加わった様なおソバ屋さんもご紹介すれば便利だと考えた故のことです。
それに確か、しばらくお休みをされていた「竹邑庵太郎敦盛」も2日ほどすれば新装開店されるこの時期。
だからこその路線変更。ますますこのブログは蕎麦の事ばかりになりそうですけれど、蕎麦以外の一品なども豊富なお店も、そばカテゴリの範囲に入れて、再訪するなりしてから記すことにいたしました。どうぞお付き合いの程お願いします。
さて、今回ご紹介するお店は観光地北山にあるお店。
近くには、以前にご紹介したお店もあります。そのじん六さんを、蕎麦の国と喩えましたけれど、こちらは異空間。暖簾をくぐれば其処はオシャレなデザイナーズスペースです。
ですから、小生のような作務衣はハッキリ言って浮きます。
今日は平日の昼間だったので、そう違和感はありませんでしたけれど、このお店は和解女性に蕎麦をオシャレに楽しんでいただく。これがコンセプトかと思われますので、土日となると、やはり今日の小生レベルではヤバイのでしょう、気にする方は注意が必要ですね。
さて、以前に暖簾をくぐったときは、店名が「蕎麦工房 もうやん」だったと思うのですが、今日訪れると「蕎麦創作料理 もうやん」に変わっていた様に思う。それにまた、以前から多かったメニューの品数も、更に増えたように思えます。
店内には、小生の他に食事を終えかけたオシャレなカップルのみ。こいつはゆっくり楽しめるなあと注文を暫し考え込みまして、今日頼んだのは「十割のざる」、あとから「かけそば」。最近のお決まりのような頼み方でした。
蕎麦は竹を半分に割ったものを器にして運ばれてくるスタイルは変わっておりませんでした。
しかし蕎麦は、食べているウチにだんだんと切れてきます。竹の器に残る水の量も多くて水が切れていない感じで、面白くありません。さらに蕎麦からの香りを感じませんでした。また、以前のツユの味と変化無く、少し甘めで生返しの角っぽさを感じました。以前の印象には蕎麦一筋という感じがしてこんな事がなかったのですけれど、今日のお蕎麦、雨だったこともあるのかしら残念ながら小生に合いませんでした。
次いで、土鍋風の器で蓋が閉じられて運ばれてきた「かけそば」のスタイルも変わり有りませんでした。蓋を開けるとせっかくお出汁から鰹の良い香りが上がっているのに、表面にはアワブクが多かった。
(以下略)
なお、もうやんでは、貸し切りパーティーや二次会ブライダルプランなどを四千円からのお値打ち価格で受けておられる。モダンな和風の店内にはジャズが流れていて、ソファー席やユニークな形の大テーブルもあり、いろんなパーティーも出来るという趣向だ。
また、飲み放題Planが用意されていることでも判るように、一品料理も豊富のお店である。
蕎麦創作料理のもうやん
京都市北区上賀茂桜井町88第2メゾンナカジマ1F
075-724-0077
11:30 23:00
もうやん (そば / 北山、北大路)
★★★☆☆ 3.5