蕎麦旨いですよね。お好きな方も多いのではないでしょうか?小生が蕎麦を愛する理由としては、次のような理由があります。今では、テレビでも健康に良いなどと言われています。ルチンが含まれているからなんですが、それが血流を良くして高血圧にも効果的だということです。それに日本人は、昔から引っ越しそばや、棟上げそば等、新しい門出への祈りを込め蕎麦を振る舞ったりしてきました。金箔をのばしたり金粉を寄せるために、蕎麦粉が使われていたので、商売繁盛を願う商家の「晦日そば」が生まれ、さらに興行の「大入祝いの蕎麦」となった事も、麺の長さと長いお付き合いなど語呂合わせでとはいえ、なにか清めや祓いの意味合いが含まれている様にも思うのです。
だから、京都に居るときにはヒマがあれば蕎麦をを食べるようにしております。
そば切りまでは時間的にも難しいので、ほとんどは「そばがき」ですがダシにはこだわっております。ご存じの通り、関東と関西の蕎麦ダシについて言えることは、関東は鯖か鰹だしのみというのが多いのに対して、関西では本鰹のみという事はなく、本鰹に潤目鰯や鯖、そして、めじか等を加えます。関東は味のキレを求め、関西はコクを求めるというわけですね。
小生の蕎麦掻き用のダシは、関東風。潤目鰯一本でダシを取ってストックしてあるのです。これがストレートで蕎麦掻きの柔らかさにスッと染み渡るのです。(いないとは思うけれど私の蕎麦掻きを食べたい方はどうぞご連絡下さい)
さらに、お酒のあとにも、そばを食べると健やかになる事も有名になりつつあります。含水炭素や粗淡泊の多い蕎麦には、ビタミンBが豊富で、その中のコリン星じゃなくて「コリン」は肝臓に脂肪が溜まるのを防いでくれて、胃腸の働きをもととのえてくれる。そば湯にも、脳出血予防のルチンとか、女性にも美肌のシスチンとか健やかな感じが蕎麦にはあるので、蕎麦粉がたくさん売れるように簡単な蕎麦掻きはときおりお勧めしています。
なので、私が愛知県よりも北の方に行くような場合、お腹を減らしてお店を探す順番の一位は、必ず「蕎麦」、その次に土地の名物となります。これは、自分の健康管理のためであり、清め祓いのためであるのです。ですから、蕎麦に真摯な態度をもって望んでいない蕎麦屋さんのことは許せない。乱暴な言い方なのですが、なんと言っても祓い清めです。蕎麦を頂く客は、蕎麦を口にすることで祓い清められるのに対して、もしも蕎麦を打つ蕎麦屋さんの姿勢やお心に揺らぎがあるとするなら、そこに祓い清められて出て行った何かが入り込むんでしまう!などと多少オカルトっぽくほくそ笑んだりしながら、小生はどこへ行っても蕎麦を見つける努力を行っているのであります。