関西、取りわけ大阪市内に多い虎柄。この夏場などに多く見られる女性のファッション、虎柄。
あの服装というのは、小生、おばさんデビューのユニフォームじゃないかと常々思っておりまして、まあ作務衣姿の多い小生が服装などどうのこうのと言えませんけれど、夫婦カウンセリングでは触れる事でもあり、今日はこの服装などについて記したいと思います。
そもそもおばさんデビューと申しますのは、結婚の有無とか何も関係なく、ただ地域に溶け込むと言いますか、地域の様々なコミュニティーと言いますか、近所の井戸端会議などですと形からはいる必要もあるのではないでしょうか。これは一種ネクタイをしていないとビジネスでないという定義にも似ているのですけれど、あれというのを、ユニフォームといった表現、つまり、あれを着ることで仲間に入れてもらえてる、そう思っております。同じ柄を着用することに「入会基準」があり、あるけれど、その柄の違いやその奇抜さ、虎柄の大小とかアクセントなどを競い合うことが出来るようになれば仲間入りが叶い、時にはオプションとなる儀式や、そして類したセレモニーが繰り返されている。
スカーフを見たときや、買い物バッグを目にしたとき、また、パンプスを見たときや靴下を見たときには本当にひっくり返りそうになったけど、あれはそうすることで仲間の友情を深めていっている、または大阪には虎柄組という女性の組織がある。そんな風に理解したりしているほどです。
さて、男性。ところが、とりわけ夫の側からみて、このような「虎柄組」の構成員である女性とヤれるだろうか。しかし、女性だってそうだ。もしも外で食事をするとして、似合わないジーンズに普段着ている白のワイシャツを着てくるダンナとヤれるのだろうか。
ここで、やっと本題に入りますが、何よりも夫婦間の見直しをするのならばお互いの服装から見なおす必要があるともわけです。
服装が全てとは言いませんが、目に付くようなところから意識して変化させてゆく、そんな夫婦関係の改善を行うのなら自分自身も楽めるような服装をみつけたりするのも良いことだと思うのです。そもそも虎柄の話しなどは、外のコミュニティーの話しでダンナとは会いません。また、外で食事をするとしても、ダサイなあと他の人から思われているようなダンナとはヤれない、そんな傾向が高くなるのです。
これは、なにも妻の側が「虎柄おばさん」でないとしても、地味にコーディネートされているような場合も問題があります。家の中で、奥さんは少しゆったり目のひもで止めるようなパンツに、今の季節ならタオル地のようなシャツ、この服装で首からタオルをかけている、そのような感じです。また、夫は短パンに肌着のシャツ、これに首からタオル。この様な状態で、テレビ前でビール。これは否定しませんが、あまりにも想像の付きやすいお決まりスタイル、これでうしろから「ア・ナ・タ」なんてのはあり得ないのかも知れませんね。
さて、ここで更にお断り。
いま記しておりますのは、あくまで夫婦間のお話しをお聞きしてきた経験上のことです。小生のファッションセンスたるや、今の季節ですと殆ど作務衣、さらに首からタオルですから、本来のところ人様に向け、それもこのようなイソターネットを使用して公言など憚るべきでありましt(ry
まあその様なことで、お話しをお聞きしていると、夫婦関係においては、オシャレまでは必要ないのだけれど、お互いの好みに合うような恰好にする必要はあるなあと思うのです。
例えば、お顔に縦やら横やらのナニが出始めたり、増え始めたりしてまいりますと、何だかキンキラキンの指輪や耳輪や鼻はないか装飾品を付けられますけれど、隠すつもりがかえって逆効果ですね。
これも小生の私見だけど、派手とかおしとやかにとか、そんな両極端な事への意識よりも、髪を格好良くとめたりといった、さりげない工夫のようなことをされている方が光っているように思う。そもそも化粧品の種類でも随分多くってあれこれと選べ工夫を加えられるのですからもったいない。
また夫の場合だですと、先ほどのような恰好の延長線上でラフな恰好となります。
ラフというのは 先日のゴルフ で、フェアウェイ横に鬱蒼と茂っていた芝の事もそういうが、ラフな服装のラフとは一体ナンだろう。そう思ってググってみるとどうやら「おおざっぱ」。Roughを翻訳しても大雑把だからゴルフのラフとは大雑把な芝つまり雑草、服装のラフとは大雑把な服装、お絵かきのラフとは大雑把な手書きこれいいと思う。
ところが、どこにでもラフな恰好でお出かけというのは如何なものだろう、これには問題があろう、そう思う。
カジュアルの服装に自信があるような人は宜しいのですが、まあほとんどの男性の場合、ファッションセンスに意識を持つような時間や場面もありませんから、カジュアルなファッションセンスや、色遣いの良い方には出会わない。
たいてい部屋着と変わらないような洋服。これにプラス携帯とタバコといった感じで更に髪には寝癖でもある様な方が多いのです。またこの様なケースとは違って「ちょいわるオヤジ」かなんだか知らないけれど、どう頑張ってもジャンレノになれるハズもないわけで、まかり間違ってもこのような服装で歩いている男性は、何だこいつは今さらデビューかとしか思われていない、つまりみっともない感じだけが伝わるのです。時折は似合っている人もおりますが、やはり大切な夫婦間の問題です。ファッションセンスは自分で決定する方が格好いいに決まっているのですから、奥さんとのご相談は後回し、お店の人や同僚、ご友人へのご相談は要となります。
そこで思うのですが、男性の場合であればスーツが一番良いと思うのですよ。といっても、スーツを着るのでは無くって、スーツのようなシルエット、つまり作務衣。
いや、もとい。スーツをベースにした着こなしというのは、いくつの年になっても簡単にできるはずです。
何処かへお出かけするときも、何処かで待ちあわせをするときも、ネクタイにスーツ。実のところ、奥さんが一番カッコイイいいと思っているのが、この恰好なのです。
先に記した、ラフな恰好でどこにでも出かけたり、チョイワルオヤジをいきなり決めたとしても、奥さんは引きを感じるだけであって、もしそれに気づかない奥さんであっても、周りから見れば滑稽な二人にしか見えていないわけです。
だから、このネクタイにスーツ姿。
そうすれば長年取ってきた杵柄、当然バッチリと決まります。
いままでに着こなしてきたスーツだからこそ、これををベースに少しずつ崩してゆく事もお手のものじゃないですか。
例えば、スーツの上に着た長袖のワイシャツ。これの袖を少しまくればやる気や若さが見えます。
次には、白いシャツをカラーにしても良いでしょう、この際は出来れば美容室などに行かれてカラーコーディネートしていただくのも良いでしょう。
虎柄の話しから、ずいぶんと話がそれてしまいました。
まあもっともこれは想像だけど、虎柄を来ている人の系統、つまり派手な洋服を着ていて、派手な飾り物を身に付いているような奥様方に多いかと思うのですが、ペとかのアジア系俳優のCMをみてぎゃぁぎゃぁ騒いでるのは、如何でしょう。
これらの奥様方というのは、ダンナに若さを取り戻して欲しいというか、格好良くなって欲しいからこそのエールかと、何でもポジティブに捉える小生には思えてならないのですが、如何なものでございましょうか。
なお、内面と言う意味なら、お人好しオヤジの方が小生は良いと思える。
そこで、町井則雄さんのブログにある「果てしなくお人好しオヤジ」を引用させていただき、今回のポストをおえたい。
第1条 人のことを信じ過ぎてしまうのである
第2条 信じた人に裏切られても「いい勉強をした」と笑い飛ばしてしまうのである
第3条 それでも人に「ありがとう」と言えてしまうのである
第4条 知らない人の悲しみに触れた時に臆面も無く泣いてしまうのである
第5条 電車やデパートで見知らぬ子どものオイタをちゃんと叱ることができるのである
こんなオヤジこそ、「いつも素敵で素直に格好良く生きている」であるなあ。