博多のおじちゃんに連れて行っていただいて以来通っていて、出来る限り空港から直行でここに来たい、その様に思っている店。
ここ元祖長浜屋は元祖であるので、味についてどうこう記すべきでないのだけど、小生とんこつラーメンでも うま馬 とここのなら好んで食べる事が出来る。
とんこつにも、こってりしている店や、あっさりとしたスープの店。
色も白濁したものから薄茶色とさまざまだけど、ここのは、スープがあっさりしていて胃にもたれない。
長浜には屋台を含めすべてがとんこつからとるスープだが、元祖長浜屋のはあっさりで白濁している。
もしも一般的な味、つまり濃厚な感じのトンコツ+調味料系の味を求めて行くなら、あっさりし過ぎだからここは行かない方が良い。
さて、ここの店員さんは大抵は三人くらいおられますが、最初の注文を伝えて、替え玉をタイミング良く頼むだけ、コミュニケーションを楽しもう等と考えてはいけません。
最初の注文は、メニューはラーメンだけですから麺の固さを伝えるのみです。
何も付け加えずにラーメンを頼めば、普通のラーメンが来ますが、柔らかめが好きなら「ヤワ麺」、博多っ子を気取るなら「カタ」にチャレンジしてみては如何でしょうか。
つまり生の麺、といっても全くの生ではなく、ささっと湯にくぐらせる程度のいわゆる「堅(カタ)麺」が主流なので、これを注文するわけです。
博多のカタ人気は高い方だと思うだと思いますが、その堅さも、「粉おとし」や「はりがね」が一番堅くて、「バリカタ」と、この「カタ」の順になりますから、色んな楽しみ方が出来る。
なお、小生の知る限り、この本当に生の麺「ナマ」の替え玉ははここだけだと思います。
替え玉ですが、最初の注文通りの茹で加減で出てきます。
「替玉」は頼んで30秒程度で出てきますから、最初の麺がちょうど器の中から無くなる頃を見計らって替玉を頼まれると宜しいでしょう。
その際、テーブルの上にある白ゴマをふんだんに振りかけて味を楽しんだり、食べ終わってからは紅ショウガだけを楽しめばお金を払って帰りましょう。
ああ、毎度!とか有り難う!とか言ってくれませんが、全く気にしないで宜しいです。
同じ博多っ子なんだから、不必要な挨拶は必要ないのでしょう。
ちなみに小生はいつもカタ麺、ナマも一度頼んだことがありますが、歯にくっつく感じがどうも好きになれませんでした。
元祖長浜屋 本店
福岡市中央区長浜2丁目5−19
092-781-0723