生駒山 寳山寺(ほうざんじ)の延命水

振り返れば、眼下の石段の向こう側には生駒市内が拡がっている。
生駒ケーブルの宝山駅を降りればあとは石段の登るばかりなり、まだ延々とあるがお目当ての不動明王堂までは、まだまだ遠い。

目指す鳥居が見えるころには、頭のてっぺんからつま先まで汗でぐっしょり。
初夏とも言える梅雨の中日、生駒市内の気温は30℃前後なのに、ここまで来ると5℃ほど低くなったように思えて時折は涼風が汗を書いているところを癒してくれる。


近畿三十六不動尊霊場第29番札所の生駒山 寳山寺は、真言律宗 大本山、開山は役小角と伝えられ、宝山湛海律師中興とされる。斉明天皇の重祚元年(655)である。


本日は、お不動さんの縁日28日であるのでお参りをさせていただいたのだが、目的はもう一つある。

延命水である。
この水こそ甘露と称えたくなるほど甘く、坂道で流した汗の事など一気に吹っ飛んで元気になる。
これを持ち帰り、コーヒーを頂く。(ごめんなさい)

今年も半分が過ぎようとする、前の日。
7月1日からはタバコも値上がりだそうです。だからとこの契機にやめようと思っている貴方、この水の甘さが判るようになるためにも、禁煙のチャンスではないでしょうか。

この様なことが、お寺のどこかに掲出してありました。引用しておきます。

ー 小事を軽んじることなかれ ー

植物の新芽を大切に育ててこそ大きくなり
いずれ秋実りの時期を迎える
小事の費をなんとも思わざる人は
大事をなし難し
小を積みて大をなすものなれば
小を捨てて大を成すことなるべからず

どの天職であれ謙虚な気持ちで努力精進の継続こそ諸願成就の目的に通じる道である

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