妻の浮気についての相談を受けるまで 6

あなたは妻の浮気についての相談をお友達から受けたことがないだろう。

もし有ると仰るなら、ご身内のように、いやそれ以上のご関係なのだろうと思います。

おそらくは恥ずかしくて、相談をためらわれるだろうためです。

いや、実際に、奥さまの浮気について等のご相談は、探偵に相談されることが良いと思います。

「別れるため」もしくは「別れないため」であっても相談が受けられるためだ。つまり両極で聞くことが出来る。

さて、実際に相談にこられた方も、「妻の浮気調査をお願いしたい…」などと、のっけから話す方はほとんどいない。

相談にお越しになる方は間違いなく初めての経験なので第一声は「まさか、探偵社の世話になることになるとは」と言ったようなことです。

前までといくつか重複しますが、小生自身がご相談をお受けすることになったのは、相手が女性相談員だと話しにくいと仰る方が多くなった事からです。

最初の頃は必要な調査員と車両の配置などについてよくお聞かせいただき、料金の説明だけを行うことだけだった。

例えば、奥さんはバイクを利用しているので、パート先からの張り込みの場合は、バイクの他にもバイクを用意しておきましょう、などと提案して、契約を行うわけだ。

だから、最初の頃は本当に事務的な感覚であって、特に心情をお聞かせいただくようなこともなかった。

ところが、いつしか奥さんについての相談を受ける際に、鬱憤、怒り、猜疑心などを感じるように変化してきた。

そしてその頃になると、男性の側に嫉妬が残っているような場合は殺意すら感じるような事もあった。

なかには、とっかかりから大声でお話をされる方もおられたり、何だか不思議だけれども、いきなり胸襟を開いて「俺は悔しい」などと吐露されるかたも増えはじめた。

この様な場合、こちらから口を挟みにくかった。

小生が聞き流す事が出来る体質なら良いのだけど、如何せん全部受け止めてしまうような聞き方なのでげっそりと疲れたものだ。

今になると、時系列で箇条書きにするなど整理してお持ち下さい等と面談前に伝えるほどの余裕も出来たからこれは助かっている。

滅多にはないけれど再婚をされたと聞いていていたご主人があらわれて、「前回は御世話になったけど今回もよろしくお願いします」なんて方もたまにおられるが、やはり大抵の場合は、ウップンやサイギシンは小生にも向けられながら一からお聞かせいただくことになるのです。

さて、僕は、今でも、離婚専門にしているわけではありませんが、担当件数だけを数えるなら、奥さんについての相談件数は、専門の危機管理や防犯にまつわる相談よりも多い。

今では、一日一件に限らせていただいているが、相談の類で、疑わしき素行部分などを調べるまでもなく、既に浮気が開始もしくは浮気相手に呆けている程の時期である場合であるから、その時は探偵調査自体をお受けしないので、小生にはかかる費用も結果としては安く付く、そんな自信ももっている。

(この点は、こちらの妻の浮気に記述があるのでよろしければ参考にしてほしい。)
ここまで書いてきて、なんとかまとめなければと思うわけですが。

いずれにしも、夫の側が抱く妻への不安感は的中していることの方が多いのが現実です。

不安に思っておられる事柄は、実際に調査を行うと100%近く的中していて、想像していたとおりと言う事が多い。

そもそも。多くの表情の中で生まれ育ってきた女性のサガ。

さらには、この多くの表情の上に分厚い化粧も施される。

すると、見事に隠蔽されて世の男性陣の多くは浮気の現実などの本質が見えなくなっている。

本来、見えないモノが、それを乗り越えて見え始めて、そこに、気づく。

つまり、男性が女性への不信感をもった時点で、その疑いはほぼ間違いなく事実といえる。

繰り返すが、妻が浮気をする場合。

そのサガを最大限に発揮して、表情や雰囲気の隠蔽工作を施して気づかれまいとしているもの。

それに、男性が気づくのですから、そのときはほぼ手遅れ。

ハラを決めて、浮気についての相談を探偵に相談されることこそが、一番なのです。

ここまで書いて、やはり自己開示的な内容になってしまったことを反省しつつ。

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