妻の浮気についての相談を受けるまで 4

当時から奥さんと仲直りする方法や、うまくやる方法を尋ねられる度に、辟易しがちなのは誰からぬ小生だろうと思います。(そもそも、そんな意味での自己管理にも自信がない)

だってそうでしょう、人の一生に関わることについて、誰だって自信をもって人へアドバイスを行うことなど出来るものではありません。

人間関係について、人様に対して断言したり、ましてや、ものを決めつけて言うようなことなど、全く持って忌むべきであると思って生きてきたのだから仕方ありません。

しかし、この意に反して、プロだから「答えられて当然だ」と相談者は求めてきます。

いくら年長の夫婦であろうと、離婚経験のあるなしにもかかわらず、小生は最善の答えを求められておったのですよ。

だからこそ猛烈に勉強をしていた事もあった事など、クソの役にも立たなかったのです。

良くあることです、新しいものを学んだ頃に、さらに新たな手法が現れているという状況です。

勉強しても新たな手法が現れて後手に回るのです。

今でこそ、離婚をテーマにしたような本は、数百冊も出版されているけれども、当時は六法全書から読み解くか、法律事務所で事例をお聞かせいただく事くらいしか方法がなかった。

そこで学んだ手法は早ければ翌日にも新たな手法が現れていて、その情報を早く知るという意味では良かったが、結局はイタチごっこ、行動しながらそのその事例ごとに学ぶ方法が最善であったのです。

例えば。

それは、ご依頼主から学ぶ様な案件の方がご依頼主の方にもメリットが多く、小生自身も謙虚に受け止めさせていただけることから、さらに人受けと申しますか、愛想が良かったのでしょう評判も良かったのです。

しかし、実際には未経験の案件も手探りで、扱っている案件の深刻さから一睡も出来なくなる夜も重ねた時期もありました。信じられないでしょうが血を吐いてしまったこともあります。

そして、ある時期から個人的な部分に触れたご相談、つまりご依頼主の方から腹を割って親しげに相談をされ始めました。

内容は、奥さんとどうすれば上手くやれるか、そして、これからどうすればいいか等、究極的に人生の大事に終始している意味合いです。

内容としても、男性から受けている相談ですから相手は女性の事です。

そしてその女性とは、妻の側となります。

妻の方から生じるトラブルとは、自分自身の浮気が発覚して奥さんから提訴されたとか、妻から離婚を申し出られた等です。

そして、このころから、妻の浮気についての相談を受けるようになってくるのです。

奥様が妖艶で美人であるがゆえのご主人とトラブル、それは、その「妻の浮気」です。

さて、ここまで、とても回りくどく記してまいりました。

男性側の浮気については、また別の機会に記す事と致しまして、次回からはそろそろ本題の『妻の浮気についての相談を受けるまで』に入ろうかと思っております。

ということで、また前回から次回へと続きます。

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